<ファーム・リーグ交流戦:西武13-1楽天>◇25日◇カーミニークフィールド
西武青山美夏人投手(26)が“9月反攻”へアピールした。炎天下の2軍戦で先発。3回4奪三振無失点と好投した。
本来は佐藤爽投手(23)の先発予定だったが、佐藤爽は23日の1軍楽天戦(楽天モバイル最強パーク)で武内の背中の張りのため、そこでの緊急先発に。ブルペンデーの先陣を青山が切る形になったが「前回やその前の登板からいい感覚が戻ってきていて」との言葉通り、先発マウンドでも安定感があった。
プロ1年目の開幕戦にいきなりクローザー役に抜てきされた右腕も、故障でなかなか思うようなパフォーマンスが発揮できずにいる。今年もフォームを崩した時期があったが「榎田コーチやバイオメカニクスの皆さんと、キャッチボールからフォームをしっかり作り直しました」と、この日のような結果を出せるコンディションに戻してきた。
球速は140キロ台中盤で「もう少しほしいですね」と青山自身も物足りなさを口にするものの、それでも縦振りを強く意識したフォームからの直球は、高めでも低めでも空振りを奪った。是沢涼輔捕手(26)も「数値以上に吹き上がってくる感じがあります」と証言。そこに混ざるカーブも効果的だった。
青山と同じようにファームで苦しんでいた松本航投手(29)が一気に球速を高め、1軍で結果を残している。「キャッチボールもよく一緒にしてて。負けられません」。もうすぐ9月。焦りがない訳はないが、アピールの舞台に上がるだけのものは備わってきた。【金子真仁】