【ソフトバンク】前田悠伍、無傷11勝目!小久保監督「野球頭がいい」7回ギアアップで3者凡退

オリックス対ソフトバンク ソフトバンク前田悠伍は無傷の11勝目を挙げポーズを決める(撮影・西尾就之)

<オリックス0-2ソフトバンク>◇28日◇京セラドーム大阪 

ソフトバンクの前田悠伍投手(21)が快投劇を演じ、開幕から無傷の11勝目を挙げた。高校時代の3年間を過ごした大阪ではプロ初勝利。勝ち星はパ・リーグトップに並んだ。試合後のヒーローインタビュー。「良かったです。ホッとしています」。少しはにかみ、汗をぬぐった。

ギアを上げた。7回だ。「1回から6回までの力の入れ方とは変えました」。直前に味方打線が無死三塁の好機で無得点。嫌な流れになったことを敏感に察知した。断ち切る意味でも、この回に投じた全18球に力を入れる。結果は3者凡退。小久保監督もうなった。「今日はもう(前田)悠伍です。野球頭がいいですね。(高卒)3年目ですけど、主力みたいな風格が出てきた」と最敬礼だった。

初回こそ2死満塁と走者を背負うも、2回以降は1安打投球。尻上がりに調子を上げ、二塁にすら踏ませなかった。さらに3回から6回まで毎回の計6奪三振をマーク。自己最長タイの7回を投げ4安打無失点にまとめた。

まだ21歳の若手も、破竹の快進撃は衰えを知らない。「新人王」はもちろん、スタンドに目を向けると「最多勝」のボードを掲げるファンもいる。その期待感も日に日に増すばかりだ。「応援してくれる方がいて、ほんとうに力になっています」。背番号41の好投に導かれ、チームの優勝マジックは1つ減って20。歓喜のカウントダウンは着実に進む。

▼ソフトバンク前田悠が無傷の11連勝。開幕11連勝以上は20年に13連勝した菅野(巨人)以来16人、18度目。ソフトバンクでは05年斉藤15連勝以来5人目。前田悠は高卒3年目で、昨年まで通算1勝1敗。2リーグ制後、高卒3年目以内に開幕11連勝以上は65年林(南海=3年目)12連勝、66年堀内(巨人=新人)13連勝に次いで3人目。前年まで通算1勝以下は、新人の66年堀内、通算1勝6敗だった09年川井(中日)11連勝に次いで3人目となり、パ・リーグでは初めて。

【データ】ソフトバンク前田悠伍 前年まで通算1勝以下の投手の開幕11連勝はパ・リーグ初