<阪神4-1巨人>◇28日◇甲子園
阪神が首位攻防戦の第1ラウンドに完勝した。投打が完璧にかみ合い、巨人に2・5ゲーム差をつけた。藤川球児監督(46)にとってはこれが監督150勝。29日に勝てば優勝マジック「23」が初点灯する。
重要な3連戦。1カ月ぶりの甲子園。まるで短期決戦のような状況で、近本光司外野手(31)が独特の空気を切り裂いた。カウント1-1から初対戦の右腕ハワードの内角高めスライダーを振り抜き、打球は右翼ポール際に一直線。本人も「びっくり」と予想していない弾道で飛んだ。通算12本目の先頭打者アーチ。「チームを勢いづける打席にしたかった」。その思いが最高の形になった。
実際に阪神は勢いづいた。あまりに大きな先制パンチだった。「いつも通りを心がけていますが、勝ったらうれしいですね」と笑みをたたえた。
前日27日から自主トレ先の鹿児島・沖永良部島と出身の淡路島から計16人の子どもを招いて、関西でさまざまな体験をしてもらっている。29日には甲子園での観戦がある。優勝マジック点灯がかかる1日だ。「『本物』を目で見て、触れて、聞いて。明日は甲子園でいろいろ感じると思う。勝てたらいいんですけど、頑張っているところや熱気をリアルで感じてもらえたら」。変わらず全力プレーを約束した。【柏原誠】
◆阪神のM点灯条件 阪神の優勝マジックは今日29日にも点灯する。条件は引き分け以上で、○でM23、△でM24が出る。