【西武】流れ変わりうる大ピンチを佐藤隼輔が力強い「逆球」で封じた 西口監督もたたえた大仕事

西武対楽天 西武2番手の佐藤隼輔(撮影・江口和貴)

<西武8-4楽天>◇28日◇ベルーナドーム

西武の西口文也監督(53)は勝利し、栗山巧外野手(42)の引退試合に関する質問にこう答えた。

「いよいよあさってに迫っているのでね。その前に負けるわけにはいかないので」

そういう意味でも大きな1勝。この日のターニングポイントには「隼輔が1球で辰己君を抑えたところはやっぱり大きかったと思います」と挙げた。

先発の高橋光が5回に辰己の3ランなどで一挙4失点し、さらに7回1死後に連続四球。味方の好守備でなんとか2死までこぎつけて、再び辰己を迎えたところで西武ベンチは佐藤隼輔投手(26)に継投した。

勝負は1球で決まった。内へ力強く食い込んできそうな151キロで二塁ゴロ。佐藤隼は両手をポンとたたいた。

「あれ、逆球だったんです」

そう明かす。「あそこは打ちづらいところだったりもすると思うので。その“抜け”も僕の持ち味の1つだと思うので。腕振れた中での逆球だったので抑えられたかなと思います。腕を一生懸命振っていくことが自分の持ち味なのかなと」と振り返った。

直球が力強いリリーフ左腕は、今季の防御率はまだ4点台だ。チームの黒星が目立ち始めた6月22日楽天戦(東京ドーム)では1死しか取れずに4失点。「今シーズン振り返れば、一番良くない内容でした」という試合で、その後は2軍調整もあった。

ただ腕の位置を変えるなど工夫し、大事な時期にしっかり貴重な戦力として腕を振る。インプレーで投げたのはわずか1球でも、そこに至るまで準備には計り知れないほどのものがある。【金子真仁】

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