<都市対抗:JFE西日本7-1トヨタ自動車>◇29日◇1回戦◇東京ドーム
今秋のドラフト候補に挙がるヤマハの沢山優介投手(22=掛川西)がトヨタ自動車(豊田市)の補強選手として、2回無失点の好投を見せた。試合はJFE西日本(福山市・倉敷市)に1-7で敗れたが、8回から登板し2三振を奪うと、9回は1死一、三塁のピンチを招いたが、三振と一ゴロで切り抜けた。
沢山は最速152キロを誇り、社会人を代表する左腕。この日は4番手でマウンドに上がり、「指のかかったボールはほとんど打たれない自信がある。今日も自分の納得のいく真っすぐを投げられたし、今年はコンディション良く投げられている」と手応えを口にした。両親がブラジルにルーツを持つことから、今春はブラジル代表としてWBCにも出場。2試合に登板し計8回を無失点に抑え、世界の舞台で結果を残した。
入社5年目になる今季はドラフトへの思いも強い。一昨年は10球団、昨年は6球団から調査書が届いたが「結果が全てだなとつくづく思う」と、いずれも指名漏れに悔しさを募らせた。だからこそ勝負の年に「一年間、安定した成績を出すことを意識してやってきた」と並々ならぬ思いで野球に打ち込んできた。指名されれば、今大会が最後の都市対抗になる可能性もある。「目に焼き付けました」と、最後は笑顔で東京ドームを後にした。【田島優大】