<ヤクルト-阪神>◇1日◇神宮
阪神高橋遥人投手(30)は動揺を隠せなかった。0-0の4回2死一、二塁。投手の吉村貢司郎(28)への初球スライダーが甘く入りジャストミートされた。打球は左翼席に向かってぐんぐん伸び、虎党の悲鳴が響いたが、左翼ポールをかすめるようにほんのわずか左に切れた。
汗だくの高橋は表情を失い、明らかに動揺。その様子を見てか、ベンチから安藤優也投手チーフコーチ(46)がタオルとペットボトルを持ってマウンドに駆けつけた。
打者は投手。しかも打席途中という異例のタイミングでのタイムだった。落ち着きを取り戻した高橋は無事に三振に仕留めてピンチを切り抜けた。
その直後、今度は自らの右前打で先制の1点をもたらした。