<ヤクルト2-6阪神>◇1日◇神宮
阪神森下翔太外野手(26)は冷静だった。
9回の第5打席。右腕ヘスス・リランソ投手(31)の155キロが顔面めがけて飛んできた。倒れ込みながら寸前でよけて、ことなきを得たが、阪神ファンから怒声が飛ぶほど危ないボールだった。
何より森下は29日の巨人戦(甲子園)で左前腕に死球を受け、その影響で1試合スタメンを外れ、これが復帰戦だった。
起き上がった森下は、懸命に謝るリランソに穏やかな表情を向けて「大丈夫」のサインを送った。
死球禍には敏感に反応する藤川球児監督(46)は心配そうな表情で森下の様子を見ていたが、ベンチを出ることはなかった。
森下は次の球を、右翼線に落ちる二塁打にした。