ドラフト候補の東北福祉大・猪俣駿太7回無失点「刺激もらった」大学日本代表で自信 仙台6大学

秋季リーグを白星発進した東北福祉大ナイン、中央は先発で好投した猪俣駿太投手(撮影・高橋香奈)

<仙台6大学野球秋季リーグ:東北福祉大3-1東北工大>◇5日◇第2節◇東北福祉大野球場

リーグ戦3連覇中の東北福祉大が東北工大を3-1で下し、白星発進した。今秋ドラフト候補の猪俣駿太投手(4年=明秀学園日立)が7回4安打無失点11奪三振と好投し、勝利に導いた。4季ぶりの頂点を狙う仙台大も初戦を迎え、東北大に8-0の7回コールドで快勝。投手登録の川瀬康誠(3年=星城)が4回に先制の2点適時二塁打を放ち、打線を鼓舞した。

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集大成の秋、初戦のマウンドにエース猪俣が立った。初回立ち上がりから、2死二、三塁のピンチを招くも動じず、後続を三振に仕留めた。この日最速151キロの力強い直球、185センチの長身から投げ降ろす変化球を生かし11奪三振。「初戦で野手の硬さもあったので、テンポをつくってあげられるようなピッチィングを意識しました。リラックスして投げられて良かったです」と安堵(あんど)した。

日の丸を背負ったことが大きな自信となった。7月に台湾で開催された「ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ」の大学日本代表に選出された。「いい投手から刺激をもらったり、投球データも活用することで、自分の良い悪いが目に見えて分かるようになりました」。青学大の鈴木泰成投手(4年=東海大菅生)らに、「落ちるボール」の握り方の助言を求めるなど、課題と向き合い精度に磨きをかけてきた。

先月29日は、高校日本代表の壮行試合で先発マウンドに上がり、横浜の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)とも投げ合った。「高校生にも良い刺激をもらったというか。スピードボールだったりは多分勝てないので、質の部分で勝負していきたいなと思いました」と一層気を引き締めた。

スタンドでは、NPB8球団のスカウトが最速155キロ右腕の力投を見守った。「圧倒的に結果を残して、ドラ1でも問題ないと評価してもらえるような投球をリーグ戦でしたい。(ドラ1に)見合った投球ができたたら良いと思っています」。圧巻の投球で、4季連続の頂点に導いてみせる。【高橋香奈】

◆猪俣駿太(いのまた・しゅんた)2004年(平16)9月8日生まれ、福島県喜多方市出身。小2から野球を始め、中学は喜多方ボーイズでプレー。明秀学園日立(茨城)では2年秋から、東北福祉大では2年春からベンチ入り。2年秋と3年春はベストナインと最優秀投手の2冠、4年春は最高殊勲選手とベストナインの2冠に輝き、7月には大学日本代表に選出された。185センチ、83キロ。右投げ左打ち。最速155キロ。

○…チームと自身にはずみをつける1発だった。東北福祉大5番小島慎也内野手(4年=帝京)が1点リードの4回2死、初球のスライダーを捉え、右翼へのソロ本塁打を放った。「もう後がない、1本出したいと思っていたので本当によかった」と、覚悟を決めて振り切った。昨秋は最多本塁打(4本)とベストナインの2冠を獲得したプロ志望のスラッガーは、今春12打点を挙げるも満足はしていない。「昨秋以上の活躍をしたい」と力強く誓った。

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