慶大エース渡辺和大ら7人がプロ志望届提出へ 渡辺「まずはリーグ戦、日本一を取ること」

プロ志望届提出を決めた慶大の後列左から、吉野太陽、渡辺和大、今津慶介、広池浩成、(前列左から)小原大和、沖村要、吉開鉄朗(撮影・保坂淑子)

慶大野球部が6日、秋季リーグ戦を前に取材に応じた。今秋のドラフト候補に挙がる慶大の最速151キロ左腕エース、渡辺和大投手(4年=高松商)をはじめ、主将の今津慶介内野手(4年=旭川東)、広池浩成投手(4年=慶応)、小原大和外野手(4年=花巻東)、沖村要投手(4年=慶応)、吉開鉄朗捕手(4年=慶応)、吉野太陽内野手(4年=慶応)の7人がプロ志望届を提出することが明らかになった。

チームは春季リーグ戦で優勝し、大学選手権では惜しくも準優勝だった。この夏は全国制覇だけを見つめ、練習に打ち込んできた。上位候補とされる渡辺は「1位で行きたい思いはありますが、今はそれよりも秋のリーグ戦がもうすぐ始まる。入り出しへの不安の方が大きい。順位よりも、リーグ戦。自分の思うピッチングができるか、悔いなく秋を過ごせるか、という方が今は強いです」と、足元を見据えた。

今夏は北海道の旭川と幕別町でキャンプを行った(8月3~17日)。渡辺は7月の大学日本代表での疲れを取るべく、疲労回復や体力づくりから始め、これからというキャンプ終了後、熱中症に。「その影響も加味して、リーグ戦に支障が出ないように安静。大事を取って、U18高校日本代表の壮行試合は欠席させていただきました」。9月に入り、少しずつピッチを上げ練習に取り組んでいる。「ここから状態をどんどん上げていかないといけない。まずは球速が出るか、というところの意識と、ストライク率。理想は70%は超えたい。変化球でもストレートの両方。ストライク率と球速。簡単にそこだけです」。自身の人生がかかるドラフトよりも、まずはリーグ戦。エースとしての責任、そして秋は必ず日本一を取りたい。その気持ちがにじみ出ていた。

いよいよラストシーズンが始まる。「個人としてもチームとしても悔いがないシーズンにしたい。それはリーグ戦優勝と日本一を取ること。1戦必勝で目の前の試合にしっかり向かっていく。それだけです」。秋季リーグ戦は12日に開幕。慶大は開幕戦で東大と対戦する。渡辺にとって、運命の秋が始まる。