今季限りでの現役引退を発表したロッテ唐川侑己投手(37)が6日、ロッテ浦和球場での練習に参加し、あらためて現在の心境を語った。
今季は先発1試合の登板にとどまった。「去年も先発1試合しか投げてないですし、年に何回しか投げられないベテランがずっといられるような世界じゃないんで。覚悟を持って練習もしていたなと思います」。プロ19年目。厳しい現実と向き合いながら、最後まで野球と向き合い続けた。
引退を決めたことを家族にも伝えた。「妻は、まあ長いんで。理解というか、お疲れさまでした、と。こどもたちは、ちっちゃい子は分からないですけど、お兄ちゃんは、少し嫌そうだったかな。なんとも言えない表情してました。目が合わなかったですね」と明かした。
19年間、ロッテ一筋で腕を振った。唐川にとって、ロッテでプレーすることには特別な意味があった。「ロッテで野球をやるということに意味があるんで。他で野球をやることに、意味を見いだせない。ロッテで良かったなとは、本当に思います。ロッテでプレーすることによって初めて、自分自身にも価値が出たと思っているので。支えてもらったし、成長させてもらったし、感謝の気持ちがいっぱいありますね」と、これまでの野球人生を振り返った。
10月3日には引退セレモニーも予定されている。応援してくれたファンへの思いを口にした。「応援してくれている人に、少しでも『応援してて良かったな』って思ってもらえるような選手になりたいと思って、活躍したいと思ってやってたんで。その思いだけで頑張ってこれたっていうのがあります。大した成績も残してない中で、いろんな人に応援してもらえた野球人生に価値があると思うので、本当に感謝の気持ちを伝えたいなと思ってます」。
ロッテのユニホームを着続けた右腕は、最後まで、支えてくれた人たちへの感謝を胸に、マウンドに立つ。