セ・リーグ首位の阪神は、才木浩人投手(27)で連敗ストップを図る。
右腕は8日広島戦(甲子園)に先発予定。今季3連敗は交流戦期間しかなく、リーグ戦では一度もない。重要なカード頭を託されたこともあり、才木は「見に来てくれているファンの方のためにいいものを見せられたら」と闘志。7日は甲子園で投手練習に参加し、キャッチボールなどで最終調整を終えた。
チームとしては流れが悪い。前カード5、6日のDeNA戦では2戦2敗。対照的に2位巨人は広島に同一カード3連勝を決め、最大5ゲーム差が2・5差まで縮まった。優勝マジック18も3日連続で足踏み。リーグ連覇へ正念場に差し掛かろうとしている。
そんな状況下も才木は冷静だった。「マジックはあまり気にしていない」と可視化されているカウントダウンは無視。「プレーヤーの僕らからしたら、マジックがいくら減ったりとか、ゲーム差がなんぼになったとか本当に関係ない。1試合1試合しっかり一生懸命プレーする」。足元を見つめてマウンドに上がる。
今季は甲子園で10試合先発し、4勝2敗、防御率1・04。防御率は村上、高橋を含めた3本柱で最も低い数字を誇るが「印象はいいですけどね。でもあくまで印象なので」とやはり脇を締めた。
1年前の9月7日、阪神は2リーグ制後の史上最速優勝を飾った。才木は先発登板したが、5回に相手選手に頭部死球で危険球退場。笑顔なき「V記念日」に今年は必勝の誓いを立てた。「任された試合で責任を果たせるように」。虎党の願いを背に受け、勝つ。【只松憲】