日本プロ野球史に名を残す「安打製造機」の異名で、東映、巨人、ロッテで外野手として活躍した張本勲さんが9日午後、死去した。日本プロ野球名球会が10日に発表した。86歳だった。
プロ野球歴代1位の通算3085安打を放った。その金字塔を日米通算で抜いたのが、イチローさんだ。マリナーズ時代の09年4月だった。
張本さんは日本記録保持者は自分であるとしながら、イチローさんの記録にも敬意を示していた。イチローさんが16年にマーリンズでメジャー通算3000安打を達成した際には「27歳で海を渡り、文化や環境などが違う異国で3000安打を成し遂げた。まさに大あっぱれ。歴史あるメジャーの世界で過去に達成した29人よりも、価値のある数字だと思う。仮にイチローが高卒後、18歳でメジャー入りしていれば、5000安打は打っていたのではないか。そう思わせてくれる」と祝福した。
張本さんは、TBS系「サンデーモーニング」のご意見番として知られた。21年限りでレギュラーを卒業。同12月には、番組にイチローさんが次のようにコメントを送っている。
「張本さん、ご無沙汰しております。『張本さんロス』が続出しますね。これまで特に我々野球界の後輩に厳しいお言葉をいただいてきました。しかし、そのほとんどが叱咤でもあり激励でもあったと感じています。意図的に張本さんが厳しいスタンスを取られてきたその姿勢はまさに『あっぱれ!』だったと思います。そして張本さんにしかできないことで、これからも出てこない、そう思います。しかし、このコーナーは『喝!』があるからおもしろい。そんな側面もあるのだと思います。だから最後も盛大な『喝!』をいただきたいのでこのメッセージを送ります。『ハリー、お疲れさまでした。またどこかでお会いしましょう』」
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