阪神佐藤輝明内野手(27)が10日、レジェンド張本勲さんのような活躍を誓った。プロ野球歴代1位の通算3085安打を放ち、数多くのタイトルを獲得した張本さんが9日に死去。佐藤は「そうやって皆さんに惜しまれるようなプロ野球人生を僕も送れるように頑張りたい」と力を込めた。
張本さんは8月2日のTBS系テレビ「サンデーモーニング」に生前最後のスペシャルご意見番として出演した際、佐藤の3冠王獲得の可能性についてこう語っていた。「80%くらいはあるんじゃないでしょうか。あとは森下がどれだけホームランを打てるかでしょう」。打率3割2分2厘、35本塁打、92打点はすべてリーグトップ。残り20試合で量産を続け、張本さんの“遺言”を実現して天国に届ける意気込みだ。
この日は今季15度目の中止。雨脚が強まり、午後5時15分に広島戦の中止が発表された。8日も雨天中止、前日9日は31分遅れて試合開始とイレギュラーが続くが「そういうことはあるんで。しっかり休んで、またいい準備をして、試合に臨めるんじゃないですかね」。思考回路はどこまでもプラスだ。
あす12日は1.5ゲーム差に迫る2位巨人と敵地で1試合だけの直接対決を迎える。負けられない一戦を前に、主砲は静かに闘志を燃やした。「もちろん大事な試合なんでね。またしっかり準備していいプレーができればと思います」。今季、巨人戦は打率3割7分1厘、7本塁打、19打点の好相性。東京ドームでは、前回8月中旬の3連戦で計4発と大暴れした。球団初の東京ドーム4戦連発へ。張本さんもまとったジャイアンツのユニホームと対峙(たいじ)し、勝利を呼び込む。【村松万里子】