【日本ハム】中島卓也「僕にとって鎌ケ谷はプロ野球選手としての原点」安打&盗塁でファンに感謝

引退セレモニーで、ファンにあいさつする日本ハム中島卓也(撮影・田島優大)

<ファーム・リーグ:日本ハム9-0ロッテ>◇13日◇鎌ケ谷スタジアム

今季限りで現役引退を発表した日本ハム中島卓也内野手(35)の引退セレモニーが13日、ファーム・リーグ・ロッテ戦の試合後に千葉・鎌ケ谷スタジアムで行われた。2番遊撃で先発出場した中島は、第4打席に中前打を放つなど1安打1盗塁の活躍。守っても遊撃、二塁、三塁の守備に就き輝きを放った。日本ハム一筋18年のベテランがプロ野球生活スタートの地で、ファンに感謝を伝えた。

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中島らしさが光るプレーを見せた。無安打で迎えた第4打席。いつもと変わらないルーティンで、軽く屈伸をして打席に入った。「ほんとにタコったらダメだなと思いながら、最後、当たりは良くなかったですけど、ヒットにできてよかった」とロッテ・ロングの152キロのツーシームを中前へ運んだ。塁上では、クールな男の顔に安堵(あんど)の笑みがこぼれた。

ベンチ、スタンドからは盛大な拍手が送られ、素晴らしい締めくくり…と思いきや、これだけでは終わらない。すかさず二盗を決め、通算206盗塁を積み重ねてきた自慢の足を見せた。それでも試合後は「僕もちょっと足が動いてなかったんで、引退だなと思いました」と笑顔。その表情には、充実感がにじんでいた。

この日、鎌ケ谷に集まったファンは今季最多の3470人。引退セレモニーの実施が発表されると、内野指定席はすぐに完売し、急きょ外野芝生席を開放するほどの盛況ぶりだった。「ほんと多くの方が足を運んでくださって、ありがたいですし、幸せだなと」。18年間、日本ハム一筋で走り続けた男を多くのファンが見届けた。セレモニーでは「僕にとって鎌ケ谷はプロ野球選手としての原点であり、育ててもらった大切な場所です」と語った中島。喜びも苦しさも詰まった鎌ケ谷で、最後は笑顔を見せながらも「これ以上しゃべると泣いちゃいそうなので」とこみ上げる思いを抑えながら締めくくった。【田島優大】

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