【中日】マラーが甲子園で投打で大暴れ 聖地で年間2発はラッキーゾーン撤廃後初

阪神対中日 9回裏阪神1死、カイル・マラー(手前)は完投勝利を飾りファンの声援に応える(撮影・上山淳一)

中日先発のカイル・マラー投手(28)が、首位阪神相手に来日初完封&1発含む2安打4打点と投打で大暴れした。

甲子園の観客も度肝を抜かれた。マラーが野手顔負けの打撃で勝利に貢献した。来季からセ・リーグもDH制になる。「自分が最後(の本塁打を打った投手)になろう」と自慢の強打を信じ打席に立った。

2点リードの5回1死一塁、阪神伊藤将の4球目を振り抜いた。打球は中堅のフェンスに弾み、バックスクリーンに吸い込まれた。201センチ、118キロの巨体を揺らして右手の人さし指を突き上げてダイヤモンドを一周。「高めの球を待っていて、すごくいい感触だった」。

今季2号は5月20日に続く甲子園2本目。同球場での年間複数本塁打は1981年(昭56)の阪神山本和行の3本塁打以来45年ぶり。ラッキーゾーン撤廃後の92年以降では初だ。

投手ながらフルスイングがモットー。左腕は右打ち登録で右打席で偉業を達成。野球未経験の父から「打席はここ」と右打席で教えられたことを貫いた。

“本業”の投球では9回4安打7奪三振。本塁打王を争う佐藤、森下を無安打に封じるなど、阪神打線を最後まで沈黙させた。

ベンチは大盛り上がり。井上一樹監督(55)は「ミゲル(サノー)も『すごいすごい』と。お前が打て~と(笑い)。投打でパーフェクトジョブ」と仕事ぶりをねぎらった。【中島麗】

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