<阪神-中日>◇15日◇甲子園
首位阪神にやっとタイムリーが出た。1点を追う5回。中日柳から先頭近本が右前打を放ち、中野が犠打を決めて1死二塁。ここで3番森下がフルカウントから外角140キロ直球を右前にはじき返し、二塁走者の近本が生還した。
「イニングが始まる前からチャンスで回ってくるイメージを持ちながら準備していたので、モノにできてよかったです」。チームとして34イニングぶりの得点、61イニングぶりの適時打。スタンドもベンチも大盛り上がりだった。この日は先発ルーカスが4回に1点を失い、7試合連続で先制を許す苦しい展開。直前の4回1死満塁の好機では、代打糸原が二ゴロ併殺に倒れ、得点機を逸していた。
今季ワースト6連敗となった前日14日の試合後には、藤川監督は「必ずこちらに向く時がきますから」と話していた。森下は前日まで3試合連続無安打だったがこの日は初回、3回にも安打をマーク。主砲が重苦しい空気を打ち破った。
だが1-1の6回1死一塁で中日サノーが石井から左中間へ22号。昨年連続無失点のプロ野球記録をつくった右腕が53試合ぶりに失点し、甲子園は再び重苦しいムードに包まれた。