<阪神1-4中日>◇15日◇甲子園
首位阪神が抜け出せない。今季ワーストをさらに更新する7連敗を喫した。2位巨人も敗れて優勝マジックは一つ減って14になったが、藤川政権では昨季交流戦の6月10~17日以来でワーストタイ。セ・リーグ相手には今季初の同一カード3連敗を食らった。藤川球児監督(46)は「とにかく勝つか負けるかという目の前の勝負ですからね、それが続いていくということ」と話した。
悪夢は6回だった。5回に森下のチーム61イニングぶりの適時打で追いつき、さあこれからと4番手で送り込んだのは石井大智投手(29)。だが1死から細川に四球を与え、続くサノーに内角151キロ直球を捉えられて、左翼スタンドへ勝ち越し2ランを献上。「野手が1点取ってくれた回の後だったので、本当に抑えたかったですけど、すごく申し訳ない気持ちです」。マウンドの右腕は、ぼうぜんと立ち尽くした。
2月の左アキレス腱(けん)断裂から9月上旬に1軍復帰した右腕にとって、復帰3試合目で初失点。昨年は50試合連続無失点試合のプロ野球記録を作ったが、53試合ぶりの失点となった。石井がシーズンで本塁打を浴びたのはS23年7月13日のDeNA戦以来1160日ぶり。敗戦投手も2年ぶりだった。
7回にも5番手及川が福永に4点目の左前適時打を献上。攻撃陣は最終回まで好機をつくったが、あと1本が出ず。6試合連続で1得点以下は球団ワーストタイとなった。投打が、なかなかかみ合わない。球団初のリーグ連覇へ大きな試練を迎えている。【磯綾乃】
◆連続試合無失点メモ 昨年の石井は4月5日巨人戦から9月28日中日戦まで50試合連続無失点でシーズンを終了した。今季3試合目で失点したが、日本ではシーズンをまたいだ記録は参考扱いとなるため、石井のプロ野球記録は50試合。ちなみに、2位が21年平良(西武)の39試合、3位は06年藤川(阪神)の38試合で、40試合以上続けたのは石井しかいない。