<阪神1-4中日>◇15日◇甲子園
来日1年目の中日サノーは、シーズン中に1軍野手陣との決起集会(通称サノー会)で親睦を深めてきた。発起人サノーの好きなブラジルのシュラスコ料理を中心に、仲間とひざを突き合わせる貴重な時間。支払いはもちろんサノーだ。
近年、中日でシーズン中に野手会が複数回、行われるのは珍しいという。今季は残り10試合となったが、来週の関東遠征ではペナントレース最後のサノー会を計画中。「バッターはみんな。横浜の後の休みに」と各選手と予定を調整中だ。
14日までの阪神戦2試合で放った安打はいずれも、得点への口火打となった。13日は0-0の延長11回先頭に代打で登場。木下から左前に運び、後続の細川の決勝打に。14日は「4番一塁」で先発し4点リードの9回先頭でドリスから左前打。リードを広げるマラーの左越え適時二塁打につなげた。
15日の試合前には「チームが勝てるために、やれることは全てやります」と宣言。石井から勝ち越し22号2ランを打ち、加トちゃんぺにあやかり右手指で作った“サノちゃんぺ”を突き上げた。
サノー会の出席メンバーの1人、村松開人内野手(25)はこう感謝する。「サノーからみんなへ積極的にコミュニケーションをとってくれたお陰で、チームはいい方向に進んでいる」。個別取材後は毎度、記者に辞書のような分厚い手を差し出し、握手するフレンドリーな4番。「リーグの中で最高のチームだ。思うように結果は出ないですが、僕はこのチームは優勝できるチームだと思っている」。まとめ役の納得の一打で、ナインと竜党と喜びを分かち合った。【中島麗】