【とっておきメモ】阪神佐藤輝明が19度目V打 バットにも見える主軸の責任と技術の進歩

阪神対広島 4回裏阪神無死一、二塁、佐藤輝明は適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神2-1広島>◇18日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(27)は体に食い込んでくる森下の得意球カットボールを、力強くさばいた。少し詰まらされたが、右に寄っていた二塁手・菊池が追いつけない球足で、一、二塁間を抜いた。これが今季19本目の決勝打になった。

内角をさばく技術は高い。オフにミズノの養老工場を訪れ、バットを厳選。40本塁打と飛躍した昨年からさらに進化するため、0・5インチ長いバットを発注した。約1・27センチの違いは打者にとっては大きな挑戦。もちろん飛距離を求めてのものだが、その分、内角球を打つには高い技術が必要になってくる。

中間の+0・25インチと合わせた3種類でキャンプイン。違う長さのバットで練習を重ねた。シーズンに入ると、投手の攻めは昨年以上に厳しかった。ひとつ間違えれば長打になる内角もどんどん攻められた。厳しい球に詰まりながら力と技で安打コースに持っていったが、今は基本的に長いタイプは使わず、昨年と同じものを使っている。慣れ親しんだ相棒とともに、破格の成績を残してきた。

「シーズン中も変えたりするし、変えなかったりもする」と佐藤は今も試行錯誤していることを明かす。チームを背負う主軸の責任が、道具選びにも表れている。【柏原誠】

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