<DeNA5-3ヤクルト>◇19日◇横浜
白球が左翼スタンドに飛び込むと、横浜スタジアムのボルテージは最高潮に達した。2点を追う7回1死満塁。DeNA牧秀悟内野手(28)がフルカウントからヤクルト清水の内角低めフォークを捉えた。28号の逆転グランドスラムに「前のバッターたちが作ってくれたチャンス。なんとか打ちたいと思っていたので良かったです」。10打席ぶりの快音で、劇的勝利をもたらした。
24年6月9日ソフトバンク戦(横浜)以来、自身3度目の満塁弾。23年に記録したキャリアハイの29本塁打まであと1本に迫った。自身初の30本塁打の大台も射程圏内だが「本塁打はいい結果に過ぎないので。チームが勝てる時に1本打てればいいなと思います」。DeNAの強力打線には頼もしい男がいる。
チームは連敗を阻止し、4位ヤクルトとは9ゲーム差。早ければ20日にも5年連続のCS進出が決定する。相川亮二監督(50)は「どの試合も負けられない。負けることも痛いですし、もう勝つしかないというのが続いている」ときっぱり。一つでも上の順位へ、貪欲(どんよく)に勝利を追い求める。