佐々木麟太郎(マーリンズ)、石川ケニー(レッズ)に続け-。海を渡る日本人アマチュア選手たちが、野望を胸に今秋から新たなスタートを切る。超ハイレベルな全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の大学でプレーする選手を紹介する。【平山連】
今春に中京大中京(愛知)を卒業した宮内渉吾投手(18)は、NCAAディビジョン1「サウスイースタン・カンファレンス」のアーカンソー大に進学した。同大学は今夏のMLBドラフトで1巡目指名3人を含む12人が指名された強豪だ。「アメリカトップレベルのカンファレンス。ブランドとしても、チームとしてもすごくいいチーム。施設もすごくよくて、高いレベルで自分がどこまでやれるかを試したい」と期待を膨らませた。
195センチの長身から投げ下ろす直球は最速150キロを計測。高校1年時には招待試合で花巻東と対戦し、2学年上の佐々木麟太郎内野手(マーリンズ)を空振り三振に打ち取った。高校卒業後はメジャーリーガーになる上で最も最善の道を模索し、NCAAディビジョン1の大学を経由することに決めた。「(高校より)球速帯が高くなって安定してきているけど、完成度としてはまだ低い」。一つずつ課題を克服しながら、MLB挑戦という夢をかなえるべく突き進む。
◆宮内渉吾(みやうち・しょうご)2007(平19)年11月5日生まれ、愛知県清須市出身。春日少年野球クラブ-春日中軟式野球部を経て、中京大中京では2年夏の甲子園2回戦の神村学園(鹿児島)戦で初登板。好きな言葉はどんなピンチが訪れてもくじけず投げる思いから「不撓不屈」、趣味はサウナ。195センチ、94キロ。右投げ右打ち。
◆NCAAディビジョン1 全米大学体育協会はスポーツプログラムの規模や学生アスリートへの奨学金の提供、運営資金などで3つのディビジョンに分かれ、そのうち最も競争力が高く、最も多くの奨学金が提供されるディビジョン。約300校が所属し、全米約30のカンファレンスに分かれてリーグ戦を行い、シーズン後にはリージョナル、スーパーリージョナルを勝ち抜いた8校が全米王者を決めるカレッジ・ワールドシリーズ(CWS)に進出する。