<ヤクルト4-8阪神>◇23日◇神宮
阪神がヤクルトに快勝し、4連勝を決めた。リーグ連覇へ優勝マジックは1つ減って7となった。打のヒーローは伏見寅威捕手(36)。「8番捕手」で5戦ぶりの先発起用に、バットで応えた。6回2死満塁から走者一掃のタイムリー二塁打を放つなど5打数2安打4打点の大暴れ。受けても投手陣を巧みにリードし、攻守で存在感を発揮した。
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野手最年長の伏見は、後輩からの学びも大切にしている。開幕直前の3月。室内練習場のマシンでバント練習する熊谷に声をかけていた。隣でバットを寝かせ、身ぶり手ぶりに質問。「クマは見ていてやっぱり上手ですし、人それぞれ意識は違うので興味あります」。5学年後輩の仕事人から極意を学んだ。
ベンチスタートの試合では同じ捕手の梅野の隣に座ることが多い。「梅ちゃん知識豊富なので、いろんなことを教えてもらいます」とにっこり。切磋琢磨(せっさたくま)するチームメートと捕手談義に花を咲かせる。
10学年離れている森下には、打席内での考えを尋ねることがある。「年齢は関係ないと思っています。高卒の子でも上手だったら聞きますし、それはもう何も関係なく聞きます」。捕手として常に周りを見て、声をかけ、自らの力にもしていく。
加入1年目ながらあっという間にチームに溶け込み、今ではいじられキャラ。3球団目の36歳は抜群のコミュニケーション力と愛され力でチームに欠かせない存在になっていった。【阪神担当=村松万里子】