【日本ハム】伊藤大海、マエケンの投球に「勉強になった」1000投球回到達で3年連続10勝目

オリックス対日本ハム 1000投球回の記念ボードを手にする日本ハム伊藤大海(撮影・宮崎幸一)

<オリックス0-2日本ハム>◇26日◇京セラドーム大阪

エースの矜持(きょうじ)を守る85球だった。日本ハム伊藤大海投手(29)がオリックス打線を8回4安打無失点に抑え、3年連続2桁勝利となる10勝目。今季最終登板で通算1000投球回の節目にも到達し、チームを勝利に導いた。

後半戦は7試合に先発し、わずか1勝と苦しんでいた。2日前に見た楽天前田健の投球が「すごく勉強になった」という。「投げどころがはっきりして、すごく良かった。ストライクを取り急がないように心がけた」。丁寧に攻める。日本ハム打線を内野安打2本でシャットアウトした熟練の技に復活のヒントを見つけた。

味方が先制点を奪った直後の8回に2死一、三塁のピンチを背負ったが、フルカウントからの6球目、バックドアの極上スライダーで西川を見逃し三振に仕留め、右拳を握った。

プロ6年目で10勝未満は23年の1度しかない。積み重ねた1000イニングに「いい時も悪い時も信じてマウンドに送ってくれた監督、コーチ、スタッフに感謝。丈夫な体に生んでくれた母と父に感謝」。勝てない時も「いつも通りに出迎えてくれる妻と子どもに救われた」。感謝ずくめの1日。ポストシーズンへ向けて、背番号17に自信と笑顔が戻った。【中島宙恵】

▼日本ハム伊藤が3年連続5度目の2桁勝利を記録した。日本ハムで2桁勝利を5度以上は、06~11年に6年連続で記録したダルビッシュ以来。伊藤はプロ6年目で、2桁勝てなかったのは7勝の23年だけ。最近では18年に則本(楽天)がプロ6年目で6度、菅野(巨人)が6年目で5度の2桁勝利を記録しているが、日本ハムで入団6年目以内に5度は5年目で5度の91年西崎、6年目で5度の10年ダルビッシュに次いで3人目だ。また、伊藤は8回に紅林を三振に仕留め、史上380人目の通算1000投球回を達成した。

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