<オリックス0-2日本ハム>◇26日◇京セラドーム大阪
今季限りで現役を引退するオリックスの西野真弘内野手(36)が選手としての最終戦に臨んだ。試合後には引退セレモニーも開催された。
◇ ◇ ◇
167センチの体から描く放物線は衝撃だった。「小柄だから」と言い訳してスポーツと無縁だった152センチの私は、西野選手の全力プレーと言葉に何度も胸が熱くなった。
「背が大きい人はいいなと思ったことは何回もありますよ。でも気にしても変えられないので、それを武器にする。得意なことを強みにして、極めていけば多くの人に勝てるんじゃないかな」
小さな体を目いっぱい動かし、何度もチームを救った。「やるからには若い選手に負けたくない」。長所を磨き上げ、12年間厳しい勝負の世界を渡り歩いてきた。いつも朗らかな笑顔だが、その大きな瞳の奥には努力に裏付けられた誇りを感じた。
数日前の2軍戦。これまで多くの取材をさせてもらったお礼を伝えると「これからは若い子たちのことをたくさん見てあげてね」とにっこり。どこまでも後輩思いだった。敵地にもかかわらず多くのファンの声援に手を振り、バスに乗り込んだ。その人柄が多くの人の心を引きつける「マーさん」だった。【25年オリックス担当=村松万里子】