<ソフトバンク12-5オリックス>◇27日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンク中村晃内野手(36)が引退試合に6番一塁でフル出場した。最後の打者の遊ゴロの送球を受けウイニングボールをつかんだ瞬間、19年間のプロ野球人生の幕が下りた。
最後の打席は7回1死一、二塁。オリックスは07年ドラフト同期の岩崎を投入。3球すべて直球勝負で高々と捕邪飛を打ち上げた。「絶対に打ってやると思っていって負けた。最後に翔で終われて最高の野球人生でした」。ベンチにバットを置くとマウンドから駆け寄ってきた岩崎と抱き合った。
1打席目に右中間に二塁打を放ったがその後4打席は凡退。「真っすぐがはじけなかったり、やっぱり衰えが」と苦笑いした。7月の引退会見後も何度もまだできると自問自答し、強いホークスでレギュラーを張れる力はないという結論しか出なかった。
遊撃には今宮健太内野手(35)が入り4安打3打点、左翼を守った柳田悠岐外野手(37)も2安打1打点。常勝軍団を支えてきた3人で盛り上げた。先発全員安打の21安打12得点でチームは5連勝。貯金も今季最多の42。引退セレモニーでは背番号と同じ7回胴上げされ、2歳の息子から花束をもらった。ソフトバンクらしい圧倒的な強さでの白星で快く送り出された。
∇ソフトバンク王貞治球団会長(中村晃の引退セレモニーで花束を渡し)「こういう選手がいないと野球は成り立たないんだよね。本当にチームにとって素晴らしい選手でした。目立つ選手ばかりじゃ野球は成り立たない。本当に頑張ってくれた」