西武が中村剛也内野手(43)と炭谷銀仁朗捕手(39)の両ベテランと、シーズン終了後を目安に話し合いの場を持つことが27日、分かった。すでに双方のコミュニケーションも行われているものの、球団幹部の1人は「(来季契約について)現時点で確定していることはありません」とした。
すでに引退試合を終えた栗山巧外野手(43)と同じく今季プロ25年目を迎えた中村剛は、大きな故障はなかったものの初の1軍昇格は8月7日と遅め。それでも同21日の楽天戦(楽天モバイル最強パーク)では延長11回に代打決勝満塁本塁打を放ち、球団幹部を「登場しただけで空気が変わって、しかも打った。あれができる選手はいない」の賛辞を引き出した。CS間近の現在も1軍でプレーし、26日のロッテ戦(ベルーナドーム)ではサヨナラ打もマークした。
一方の炭谷は、プロ21年目の今季も現役最年長捕手としてプレーした。しかしドラフト1位小島の獲得と活躍もあって、キャンプからペナントレースを通じ、ここまで1軍昇格がない。立場は苦しいと言えるものの、炭谷の現役続行への思いは強い。27日のファーム最終戦は痛烈な安打を放ち、若い投手陣を好リード。存在感を示した。
西武の捕手は台所事情が楽ではなく、チーム全体でも直近では中村剛も含めた複数選手らがNPB感染症特例で1軍を離れるケースが続いた。CSが迫る中、不慮の事態なども含めて、ベテラン炭谷にも声がかかる可能性がある。
後藤オーナーが「シーズン中は人事の話はノーコメント」と話すように、4年ぶりのCS進出が決まり、球団としても日本シリーズ進出へ全精力を注ぐべき段階にある。適切なタイミングで球団の評価、ベテラン陣の思い、コンディションをすり合わせ、最終結論が出ることになる。