今季限りで引退する阪神岩貞祐太投手(35)が9月30日、兵庫・西宮市で会見を開いた。13年ドラフト1位入団で阪神一筋13年。先発で2桁勝利、中継ぎで23年の優勝に貢献と力強く虎投を支えてきた左腕は「毎日当たり前のようにユニホームを着て、準備して試合を迎える。それがどれだけ幸せだったかをかみしめている。結果が全ての世界で、後輩との競争にも勝てなくなった」と潔く決断した。
以下は岩貞の一問一答。
◇ ◇ ◇
-最初に報告したのは
岩貞 家族と両親。そろそろかなという話をしていたので、お疲れさまと言われました。
-藤川監督からの言葉は
岩貞 人生で大切にしていきたい言葉をいただきました。
-23年に優勝
岩貞 常々、優勝したいと言っていて、達成された瞬間だったので。今まで味わったことがない、うれしいの一つ上をいっていました。
-同じ背番号14をつけた能見さんも大きな存在
岩貞 学生の頃からずっと目標にしていた。たくさんのことを学ばせていただいた。感情を出さずに投げることが、どうプラスに働くかを教えていただいた。今日、こういう日を迎えられたのも、能見さんはじめ先輩方のアドバイスがあったからです。
-同期の岩崎、梅野には
岩貞 僕はやめる身だけど、彼らは大事な佳境。余計なことを考えさせないようにLINEで『やめるね』とだけ伝えた。仮に僕一人とかなら、もっと早く終わってただろうし、張り合いもなかった。本当に感謝したいです。
-いい若手が多い
岩貞 ブルペンに入れる枚数は決まっている。自分はこういう役割をできたら上にいられると考えてやっていたけど、今年は全く達しなかった。すごくいい投手が多いと思っています。
-故郷熊本への思い。
岩貞 熊本が大変な時ですら、みんな『ナイスピッチング』とか声を掛けてくれた。届かないところでも応援してくれている方がいるのは、頑張る原動力になりました」
-今後に向けて
岩貞 人間としても成長させてもらったので、何か恩返ししたいです。
◆岩貞祐太(いわさだ・ゆうた)1991年(平3)9月5日、熊本市生まれ。必由館、横浜商大を経て13年ドラフト1位で阪神入り。14年8月10日広島戦でプロ初登板。16年はセ・リーグ初の初登板から3試合連続2桁奪三振。同年は自身最多の10勝。20年途中から中継ぎ転向し、21年から3年連続40試合以上登板。22年オフ、FA権を行使せず3年契約で残留。背番号を17から14に変更した。16、18年に球宴出場。183センチ、86キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1億円。