【とっておきメモ】楽天古謝樹、漢字3文字に込めた強い覚悟「このグローブでお金を稼ぐ意味で」

楽天2番手で登板した古謝樹(撮影・野上伸悟)

<楽天6-0オリックス>◇3日◇楽天モバイル最強パーク

楽天古謝樹投手(25)が自己最多を5個更新する14Kの奪三振ショーを見せ、“ほぼ完封”した。引退試合に臨んだ辛島航投手(35)が初回に打者1人を抑えて降板。後を受けると8回2/3を1安打無失点、14奪三振と快投し、3勝目を挙げた。

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古謝はプロ野球選手として生きていく強い覚悟をグラブに込めている。練習用のものに「銭 銭 銭」と刺繍(ししゅう)。文字通り「金(かね)です。金 金 金という意味です」と説明。「チャーホウ(宋家豪)さんがMONEY(マネー)MONEY MONEYってアルファベットで入れてらっしゃるんで。グローブの打ち合わせしてる時に一緒に入れましょうみたいな感じで。それで入れてみました」と笑顔で明かした。

プロは活躍すればするほど年俸が上がり、活躍できなければ年俸が下がる。どのプロ競技にも言えることだが、選手の評価はお金が示す部分が大きい。一方で戦力外となれば野球を続けたくても続けられない状況に陥る。

まさに結果が人生を左右する弱肉強食の世界だ。「このグローブで、やっぱお金を稼ぐっていう意味で入れてます」。漢字3文字には「長く活躍する」という意味合いを持たせている。

ちなみに以前は「晴希ちゅき」と刺繍されたグラブを使っていたことがある。その「晴希」とは日本ハム細野を指す。「あっちが『古謝愛』と入れていて、それで刺繍入れてよみたいな感じで言われて(笑い)」。同学年、ドラフト1位、左腕と何かと共通点の多い2人。「本当に知識も深くて本当に参考になることばかり」と脱帽する存在だ。

大学時代から親交が深かった友は、3月31日ロッテ戦でノーヒットノーランを達成した。投球をリアルタイムで見ていたわけではなかったが「ノーノーを目標に毎回、試合は臨んでないですけど、ああやって試合を作れる能力をつけて、早く細野みたいに追いつけるように」と刺激を受けた。友と切磋琢磨(せっさたくま)しながらプロで長く生き抜いてみせる。【山田愛斗】