【とっておきメモ】引退の楽天・田中和基 18年のレア記録は「人生で一番大きな出来事」

楽天田中和基(2026年8月撮影)

楽天は4日、楽天田中和基外野手(32)が今季限りで現役引退すると発表した。16年ドラフト3位で立大から入団。2年目の18年には18本塁打、21盗塁と活躍し、球団野手では初の新人王にも輝いた。

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田中和は「バケモン」だった。球界では珍しいスイッチヒッターで、飛ばす力がとにかくすごい。守備範囲が広くて強肩。足も速い。身体能力が高く、ザ・アスリートという印象だ。チームメートの辰己もかねて「あの人はすごいです。バケモンです」とプロ入りしてから衝撃を受けた選手の1人に挙げていた。

もともと右打ちだった田中和は当時のスター選手から大きな影響を受けた。「僕が野球を始めた頃はイチローさん、松井秀喜さん、高橋由伸さんとか左バッターのすごい人をテレビで見る機会が多くて、そっちに憧れたような理由です」。左打ちに挑戦するようになり、現在に至る。

新人王を受賞した18年には1試合両打席アーチというレア記録を打ち立てた。8月1日のオリックス戦(京セラドーム大阪)の3回に右打席で10号ソロ、8回の左打席では11号ソロをマーク。NPB史上18人目で、アマ時代を含めると自身3度目というが「18年の両打席本塁打は僕の中では人生で一番大きな出来事」と今も誇りにしている。

常々、球団への恩返しに意欲を示していた。「10年間お世話になったので、自分ができることはなんでもやりたい気持ちはあります」。思いやりもバケモン級だ。【山田愛斗】

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