阪神粟井一夫球団社長(62)がインタビューに応じ、3連覇へ向けた補強策を打ち出した。阪神は3日に2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。連覇を喜びつつも、もう見据えているのは、来季以降の戦い方。「あくまでもこれは、フロントの1つの見解」としつつも、具体的に3つのプランを掲げた。
課題としたのは「選手層の厚さ」。主力は充実期だが、故障などで離脱した時に不安はあった。「やっぱり数がいる中から(選手が)出てくる。今のファームでしっかりした設備がある中で、もうちょっと人数を増やすことを含めて、来季検討したい」。育成枠も使って選手数を増やすことも視野に入れる。
また、近年行っていなかったFA戦線への参戦も「まったく否定していないですね。これはずっとお話ししているように、年間を通して選手の調査はしていますし、可能性がある選手がいれば、全ていったん、検討はします」と可能性を示した。もし獲得となれば、18年オフに獲得した西勇以来となる。
そして、近年定着できていない外国人野手については「ピースとして必ず欲しいんですよね、来年は。特にDH制になるということも含めて、外国人バッターの補強は絶対にしたい。監督、コーチたちと今後の意見交換の中で決めていきますけど。僕の現時点での個人的な意見」と説明。積極的な補強で3連覇、そしてその先も目指す。
◆粟井一夫(あわい・かずお)1964年(昭39)生まれ、大阪府出身。88年に阪神電鉄入社。阪神パークに配属後、新規事業のレストランに出向するが、95年の阪神大震災で全壊。ウエルネス阪神をへて、98年から電鉄本社レジャー事業部。甲子園球場の入場券システムの開発などに続き、球場リニューアル担当課長としてプロジェクトを先導。09年4月から13年3月まで第26代甲子園球場長。同年4月から球団常務取締役。17年12月から阪神電鉄執行役員。22年4月から球団副社長を務め、24年1月から球団社長に就任した。