<阪神2-1広島>◇7日◇甲子園
阪神西勇輝投手(35)が18年間の現役生活に別れを告げた。
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阪神西勇は最後まで全力で走りきった。その始まりは小学生の時だったのかもしれない。
「2年生の時控えで、3年生の時も代打か守備固めみたいなポジションだった時に、今は亡き監督なんやけど『見てくれてる人がいるんやから、一生懸命やれー!』って怒られた。それをめっちゃ覚えていて」
プロ2年目に顔面神経まひになった経験から「明日投げられなくなっても仕方ない」と毎日に向き合ってきた。昨年、右ひざの内側側副靱帯(じんたい)変性のケガで苦しんでからも、その姿勢は変わらなかった。体にいいとされる納豆、ナッツ類を食事に取り入れて体質改善。1週間で700球の投げ込みを行ったこともある。「言霊ってあると思う。後ろ向きな言葉より『体はもう痛くない、良くなってる』って自分にも声をかけたほうがい」。いつも純粋に真っすぐに、野球と向き合ってきた。
「ハイロックスやったら、球速とか数値が上がった!」。ランニングと筋トレを組み合わせたフィットネス競技「ハイロックス」を試し、そんなうれしそうな声を上げていたのは、引退を発表するほんの1週間前。ユニホームは脱ぐが、ここから先の人生も全力で走って行くはずだ。【磯綾乃】