【中日】加藤球団社長「次の100年に向け強固なチーム作りを」工藤公康氏、新監督就任/一問一答

中日加藤球団社長(2025年11月撮影)

来季の新監督に元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)が就任することが決まった。8日、名古屋市内の球団事務所で取材対応した加藤宏幸球団社長は「次は外部から経験も知見もあってドラゴンズに注入してくれる方が現状としていいだろうというふうになり、工藤さんに白羽の矢が立ちました」と明らかにした。

ソフトバンク監督時代の7年間でリーグ優勝3度、日本一5度を達成した“優勝請負人”に、低迷するチームの再建を託す。

加藤球団社長の囲み取材、主な一問一答は以下の通り。

◇   ◇   ◇

-正式に工藤氏へ話したタイミングは

10月に入ってから複数回色々とお話をさせていただきました。

-社長と本部長が直接お会いして

はい、そういうことです。

-工藤氏にお願いした決め手

もちろん、(井上)監督の辞任ということがあってから、じゃあ次にどういう方がいいのかということを検討をしました。こういうチームの状況で、もちろん球団のいわゆるOBの方も色々候補には挙がって、球団OBが全て悪いということはないんですけれども、良いことももちろんある。ただし今のチームに何が必要かということを考えた時に、次は外部から、しかも経験があって、知見もあって、それをドラゴンズという球団に注入してくれる方が一番現状としてはいいだろうという判断になり、外部の方で。じゃあどなたがいいのかということで工藤さんに白羽の矢が立ったということです。

-球団から工藤氏にどのような言葉

一番の言葉としては、次の100年に向けて、強固なチーム作りをしてほしいということをまずお願いをしました。あわせて、皆さんも今年試合とかご覧になっていると思いますけれども、じゃあ直近のところでいけば、まず最低でもAクラスとかっていうことを考えた時に何をやらなきゃいけないか。これは投手陣の立て直しがまず最優先であるということで、工藤さんは現役時代の実績、それから指揮官としての、さっき申し上げた経験値というところは非常には大きいポイントにはなっていると思います。

-それを受けて工藤氏からは

工藤さんも色々と、今は解説が中心の仕事をされていまして、それも全てドラゴンズばっかりを見ているわけでもないし、ドラゴンズの内情といったところは多分なかなかわからない部分ではあるだろうなっていうのは思いましたし。ただ工藤さんの方からは、いわゆる工藤さんなりの哲学、指導方針とか、そういう全般的な話はたくさん伺い、とても共鳴はいたしました。監督を辞められてから、筑波大学で大学院に行って、勉強もされているということで、いわゆる指導には、昔の昭和の野球観ではなくて、科学的なものを取り入れた指導とか、それを含めた考え方ができる方というのは非常に思いました。

-今後のスケジュール

まだそこはいろんな方のスケジュールを調整しないといけないという問題があるので。もちろん工藤さんもそうですけど、まだ具体的にこの日だというのは決まっていません。すぐそれは調整をして、皆さんにもお知らせするということになろうかと思います。

-22日にドラフト会議 来季に向けた編成も関わるか

いわゆる編成であるとかそういうのは相談して、私の方から相談してやっていきましょうという話はもちろんしましたけれど、基本的には球団の方でベースの部分についてはやっていただいても構わないというようなお話はありました。ただ、そこについて球団が、いわゆる独断でやるということはないだろうという風にはお伝えはしてありますけれども。いろんな意味で今後の話ですけれど、それはいろんな意味で球団と工藤さんがよく話し合いをして、そこは進めていきましょうということです。我々もここのところ、球団のOBの方がほとんど監督をされていて、ある意味詳しい方がなっていらっしゃいました。工藤さんについて言うと、全くドラゴンズのユニホームを着たことはない方でいらっしゃいますので、我々としても「ドラゴンズは今までこうでした」とかはそういう話は今後もさせていただきますし、さっきも言いましたけれども、工藤さんがソフトバンク。大学で学んだ経験、知見を我々にお伝えいただいて。これがドラゴンズに足りなかったんだというものを我々も勉強しないといけないと思っています。

-ドラフト会議当日に同席は

その辺のスケジュールはこれから聞いてみないと分かりませんけれど、調整できるスケジュール、調整できないスケジュールがあるんじゃないかという風に思っています。なので、工藤さんが新監督としてそこにいられるかどうかというお約束は現時点では不明、不透明だというふうには思ってください。

-コーチ人事

そこについて、工藤さんから多くの要求が出ているとかは一切ないです。球団から例えばこういう人材はどうでしょうかとか、そういう話はしていって、その中で調整をしていくのかなと思っていますけれど。これからそこはやらないといけない作業ではあると思っています。

--球団創設100年を見越して長期的なスパンで

じゃあ100年に向けて、これから10年かけてってことではないので、それは。やはり、みなさん、どう思ってらっしゃるか分かりませんけど、個々の選手の能力と今見たときに、なんとかそろいつつあるのかなってのは思ってます。なので、そういう才能を伸ばしてもらうってことと、それをゲームにしたときにどうやって勝ちにつなげていくか。そこはまず、やっていただかないといけないことだと思いますけども、その先に(球団創設)100年に向けて、工藤さんの持っている理論のなかで、こういう風に選手を育成していきたい。もちろん我々もいろいろ話を聞いて、取り入れることは取り入れないといけない。土台作りの次に移ってるんじゃないかなと。実績を見ると勝ち方を知ってる方だと思いますので、我々もそこに非常に期待してるところです。あまり早く結果だしてくれってところではないかもしれないですけど、正直言うと結果は欲しいんですよ、そこは。なので、もちろんお願いはすると。指導や考え方を聞いていても、工藤さんの中では「僕は選手を1年でも長く現役としてやらせてあげたい」ってお話はありました。それが大前提だと思います。じゃあ、そのためにどうしたらいいのって時に、「それは鍛えることが必要ですね。ただ、それを強制することは一切しません」と。「あくまでも選手と話し合いを重ねて、選手が納得して、それに取り組んでくれかが大事」ってことをおっしゃいました。そこを評価して。ま、正直言うと、私も他球団の練習とか、キャンプ中に見たこともないので、今の現状が練習少ないのとかは分からないところもあるので、まずやっぱ鍛えることはしなといいけないってのはおしゃってました。選手個々と話して納得して、「この練習がなんでいるの?」って科学的根拠に基づいてそういう練習をしてくださいねって。昭和の野球、昭和の鍛え方になってしまったりするので、それが故障につながったりするので「そういうことは一切するつもりではありません」ってことでしたけど、「まず鍛えることは最重要課題でしょうね」ということはおしゃってました。

-託したい年数

まあそこはちょっと、もちろん長くやっていただいて。いわゆる、繰り返しになりますけど、強固なチームづくりをしたいというのはありますけど、何年でそれができるのかとか、じゃあ何年託すのかとか、そういう問題については非常に難しいことでもありますし、ここですんなりそれはお答えできる状況ではありませんよね、ということです。やっぱり結果も伴わないと、勝負の世界というのは、いといろと批判もされるし、ファンの方も厳しい声が出てくるので、そこは工藤さんにしてもね、今までやってみえたので、そこは十分ご理解されていると思いますけどね。

-名古屋出身という要素は決め手の一つになったか

それは、結果的に、あ、そういえば(現:愛工大)名電だったね、ということです。そこが大きいポイントには、正直言えばなっていないです。結果的に工藤さんにお願いしようかというときに、あれそういえば、地元だよね、というくらいです。こちらはね。ただ工藤さんは分かりませんよ。

-合流時期、現段階での見込みは

工藤さんによれば、時間がある限り、顔は出したいといろいろ現場とは話をしたいということは、おっしゃっていました。もちろん既に決まっているお仕事もいっぱいあるわけで、その中で調整ということになりますけど、空いているときはできるだけ秋季練習とか、秋季キャンプを含めて、現場にも来たいということはおっしゃっていました。新入団の会見とかね、これはもう監督の都合を優先する形にはなると思うので、それによって決まる、という話にはなると思います。-コーチの人選は今進んでいるという形

これからです。

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