阪神の伝説の強打者、ランディ・バース氏(72)が、後輩の佐藤輝明内野手(27)の3冠獲得を祝福した。
3冠王は22年ヤクルト村上宗隆(26、現ホワイトソックス)以来で、阪神では85、86年のバース以来。後輩の快挙に対し、バース氏は「TERU、おめでとう! 本当にうれしいね。阪神からまた3冠王が出たのは、私にとっても特別なことだよ。彼には素晴らしいパワーがあるし、今年見た時に、今年こそは絶対取れると確信していた。ホームランだけでなく、打率でも一番になった。そこは大いに胸を張っていい」と予想通りの戴冠(たいかん)を喜んだ。
プロ野球の長い歴史の中でも、9人しかいない特別な打者。その域に到達するには「まず、自分のスイングとスタイルを信じること。長いシーズンだから、何をやってもうまくいかない時期はある。そこで焦らず、我慢して続けられるかどうかだよ。ホームランを狙いたくなる日もあるだろうけど、大切なのは打てる球をしっかり打つこと。1打席ずつ、チームのために仕事をする。その積み重ねが結果を生むと思う」と答えた。バース氏の1度目の3冠王は、85年の阪神初の日本一に直結していた。
今後の佐藤への期待については「佐藤選手は若いし、これからもっと成熟していい打者になれるよ。これだけの結果を残したんだから、これからも思い切りバットを振ってほしいね。相手も研究してくるだろうけど、それをどう乗り越えていくかも楽しみだ。阪神のファンは次も待っているよ。これからも阪神ファンをおおいに喜ばせてあげてほしいね! Congratulations」といっそうの成長に期待した。