<阪神大学野球秋季リーグ:天理大1-0大体大>◇第5節1回戦◇10日◇GOSANDO南港野球場
天理大が首位・大体大との直接対決で負けられない一戦を制し、逆転優勝への望みをつないだ。
今秋ドラフト候補の天理大・的場吏玖(りく)投手(4年=大阪電通大高)が先発し、9回139球5安打6奪三振無失点で完封勝利を収めた。これで今秋4勝目、通算23勝となった。
初回から4回までは毎回走者を背負いながらも要所を締める投球。「キャッチャーの田中と話し合って、(相手は)変化球が弱いって分かっていた。多めでいこうって話していたので、そこがうまくハマって良かった」と、試合を通して直球を見せながら持ち味である変化球をうまく操ってあと一本を許さなかった。5回からは「後半しっかり三者凡退を増やしていけたのが、今日ゼロにつながった」と8回まで3者凡退の山を築いた。1-0で迎えた最終回は、先頭に右前打を浴びその後2死三塁とされるも、最後は中飛に打ち取り1点を守り切った。ガッツポーズも飛び出し「もう負けられない戦いで勝てたのは本当に大きい。明日にもしっかりつながる」とよろこんだ。
チームはこれで優勝へ望みをつないだ。11日も勝利すれば、試合前に2位で並んでいた関国大の結果次第で、優勝もしくは優勝決定戦となる。「しっかり優勝に向けて明日みんな一手一つで頑張りたい」と天理教の教えで勝利をつかみに行く。
ドラフトが近づいている中、この日も8球団のスカウトが視察に訪れた。「不安も楽しみもあるんですけど、とりあえず今できることをしっかりやって、その日まで待ちたい」と最後までやり切って運命の日を迎える。