<セ・CSファーストステージ:巨人1-2DeNA>◇第1戦◇10日◇東京ドーム
巨人守護神のライデル・マルティネス投手(29)がまさかの決勝弾を浴びた。9回1死、DeNA度会に152キロ直球を右中間席に運ばれた。2勝先取のCSファーストステージ初戦で痛い敗戦を喫し、後がない状況に。11日の第2戦で敗れればCSファイナル進出は消滅し、2位の巨人の今季は終戦となる。
いきなり出ばなをくじかれた。先発の井上温大投手(25)が先頭度会を見逃し三振に仕留めるも、続く牧秀悟内野手(28)への初球だった。内角狙いが逆球となって甘くなったカットボールを左翼スタンドに運ばれた。
前日9日には「1点が大事になってくると思うので、先制点を与えないように投げたいなと思います」と話していたが、味方の攻撃より前に先制点を献上。それでも今季対DeNAは5勝1敗、防御率0・77と得意にしている相手打線を2回以降は封じ込めた。
2回には先頭宮崎に安打を許すも、牽制(けんせい)ですかさずアウトに。4回には牧、筒香、エンカーナシオンという強力な主軸から3者連続三振。102球を投げて8回3安打1失点、10奪三振という圧倒的な投球を披露した。
打線は先制された直後の1回にすぐさま反撃した。先頭の吉川が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続く松本が1球で犠打を決め、1死三塁から泉口が一塁前へゴロを放った。これを見た三塁走者吉川はスタートを切り、本塁生還と試合の流れを引き戻した。しかし以降は得点が遠く、均衡したムードが続いた。
すると同点の9回、投入したマルティネスが精彩を欠いた。先頭の代打勝又は左翼フェンス際への大飛球で、松本の好捕に助けられるも、続く度会に仕留められた。レギュラーシーズン最後の登板となった1日の首位阪神との直接対決でのセーブ失敗に続いて2試合連続失点、対DeNAでも9月14日に続いて2試合連続失点と不安定な投球が続いている。
試合後、橋上監督代行は「チャンスはどちらかというと、うちの方が多かったかなという感じはありましたけども、なかなか、得点圏まできましたけども。あと1点がね、なかなか遠かったですね」と振り返った。マルティネスについてはシーズンの蓄積疲労を念頭に「完全にコンディション的に疲労が取れてるとは言い難いのかもしれないですよね。あの辺の高さの球を引っ張られるのはなかなか今までなかったかなという感じはします。とはいえ、彼に代わる選手がいないわけですから。残り試合、精いっぱい頑張ってもらいたい」と望んだ。
セ・リーグのCSファーストステージは、初戦に勝った18チームのうち、16チームが勝ち抜け。初戦に敗れたチームの突破率は11%。DeNAはCSで対戦した過去3度、いずれも敗退している相手で、4度目の今回も土俵際に立たされた。