【中日】工藤新監督「戦いに来たんじゃなくて」「24時間365日選手のことを…」/一問一答2

就任会見を行いあいさつをする中日工藤公康新監督(撮影・森本幸一)

工藤ドラゴンズが誕生した。中日は15日、ソフトバンク元監督の工藤公康氏(63)が1軍監督に就任することを発表。工藤氏は名古屋市内のホテルで監督就任会見に臨んだ。背番号は、ソフトバンク監督時代と同じで今季まで森越祐人内野守備走塁コーチ(38)がつけていた「81」に決定。ソフトバンク監督時代の7年間でリーグ優勝3度、日本一5度を達成した“優勝請負人”がチーム再建を担う。

   ◇   ◇   ◇

工藤氏の一問一答<2>は以下の通り

-中日を変えるために

監督が意識を変えるっていうことはひょっとしたらできるのかもしれません。でも、監督は野球をやるわけでもないですし、コーチが野球をやるわけでもないです。野球をやるのはあくまでも選手たちが野球をやるので、選手たちの意識を変えていくっていうことが何よりも大事なことではないかなと僕自身は思っています。優秀かって言われれば分からないです。別に自分のことを優秀だという風に思っているわけでもないですし。「僕なら勝てる」って断言できるかって言ったら、それは「自分が死力を尽くします」ということしか言えないところはあります。大事なのは選手としっかりコミュニケーションを取ったり、スタッフとコミュニケーションを取ったり。何が最善かをコーチ陣と話し合ったり。いろんな部分がしっかりとミックスされて、その上でいい色を出せればいいかなっていう風には思っているんですよ。僕だけがやるわけじゃないので。僕は言葉を発して、時には練習も厳しくなるっていう風に周りの人が言っているみたいですけど、それはあくまでも選手にとって必要な練習だという風に、自分自身で判断をしたり、コーチと一緒に判断をしたりというところだという風に思っています。やることに関しても、球団の方、社長含めて、皆さんにこんな風にやっていきたいということもちゃんとお話をさせていただきながら進めていきたいと思っていますので。独断専行みたいなことをするつもりは一切ないです。大事なのは、選手にしても球団の方にしてもそうですけど、しっかりしたコミュニケーションを取っていくことが何より大事という風に思っていますので。そこは自分の中でしっかり守りながら。選手に理解を求めながらやっていければ一番いいんじゃないかなと思っています。

-コーチ陣については

そこも球団とお話をさせていただいて、しっかりコーチ人事を進めています。もちろん決まっている人もいますし、基本的にですね、僕の考えは外部から全部連れてくるという考え方はないです。大事なのは、ここからどうするかということなので、しっかりとコミュニケーションを取りながら、当然ドラゴンズOBの方であれば選手のことをよく知っていたりとかですね、性格的なものも知っていたりという方もいらっしゃると思いますし。僕もずっと見ているわけではないので、ドラゴンズをよく見ている人のほうが何が足りないのか、これから何を変えていけばいいのかっていうとこも分かっている方もいらっしゃると思いますので、コーチの人ともコミュニケーションをしっかり取っていきながらやっていければ一番ベストじゃないかなと思っています

-名古屋出身。久しぶりに住むと思うが楽しみは

ないです。

-名古屋に住むのは久しぶりか

はい。

-とにかく戦いに来たというイメージか

「戦いに来た」ですか。いや戦いに来たんじゃなくて、選手の能力を伸ばし、そして試合をすることによって結果を残すということが一番大事なことだと思っていますので、そのために来たと。ですから、前の話をするつもりはないんですけど、24時間365日、選手のことを考え、選手のことを思い、勝つために何をすればいいかをしっかり考えていきたいと思います。

-ドラゴンズの監督としての目標は

目標は一つです。それ以外には考えてはいません。結果がどうなるかっていうところを考えることよりも、そのために何をするかっていうことのほうが大事だと思っていますので、それに関してしっかりコーチ陣とも、選手とも、そして球団の皆さまとも話をして、何がベストかっていう中で、しっかりと最適化というのを図っていきながらやっていくことが大事だと思います。僕が独断専行するっていうことは一切考えていませんので、しっかりコミュニケーションを取ると。たとえ自分にやりたいことがあっても、球団からノーという風に言われれば、それはノーです。大島オーナーからもあったように、最初のごあいさつの中で、僕は中間管理職なので、上からの要望があればそれを聞き、下からの要望があったらそれも聞き、そこのバランスを取るのがプロ野球の監督だというふうに位置づけていますので、しっかりいいバランスの中で、みんなでやりがいを持って野球をやっていく。厳しいかもしれないです、現状がこの位置ということを考えればですね。でも、選手は必ず伸びると思うし、能力はあると思っています。だからいかにその能力を引き出すかっていうのが、監督やコーチ、ひいては球団の仕事という風に思っていますので、いいバランスの中でしっかりとみんなとコミュニケーションを取ってやっていければと考えています。

-ファンへメッセージを

ドラゴンズファンの皆さん、2027年度から監督を務めさせていただきます、工藤公康です。よろしくお願いします。熱いドラゴンズファンの皆さんに一つでも多くの勝利をつかみ取れるように、そして皆さんに少しでも喜んでもらえるように、「ああ工藤が監督になって良かった」と思ってもらえるように日々精進して頑張っていきたいと思いますので、私含め、選手たちも含め、球団も含め、皆さんで支えていっていただければすごくうれしく思いますので、よろしくお願いします。

【中日】工藤公康新監督「同じ方向向いて歩んで」「選手のことすぐに理解できる」/一問一答 <1>