<セ・CSファイナルステージ:阪神0-4DeNA>◇第3戦◇16日◇甲子園
主砲コンビは可能性を信じ、最善を尽くす。阪神佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(26)は、この日はともにベンチスタート。敗戦の瞬間をグラウンドの外から見ていた。
2人がそろってスタメンを外れるのは24年6月22日DeNA戦(甲子園)以来、374試合ぶり(ポストシーズンを含む)。佐藤は「準備はしてましたけどね」とベンチで出番に備えていたことを明かした。14日のCS初戦でコンディション不良で途中交代すると、第2戦はベンチ外。17日の出場については「まだわからないですけどね」と話すにとどめたが、三冠王は最後まであきらめず、調整を続ける。
第2戦で右太もも裏を押さえて負傷交代した森下は、この日7回に代打で登場した。2球目を中飛に打ち取られるも、懸命にスイング。状態は「大丈夫です」と力を込めた。佐藤も結果的に欠場となったが、この日はベンチ入り。状態は良化しているのかという問いに「そうですね。はい」とうなずいた。苦しむチームに、少し明るい兆しとなったかもしれない。
藤川監督は2人について「厳しい状況には変わりないと思います」と表情を変えなかったが、前向きに続けた。「ベストを尽くしながら、明日、あさって、その次とまだ日本シリーズまでというところで彼らも取り組んでいますから。当然、明日以降のために最善の努力をチームスタッフともにやっていると思います」。森下ももう負けられない4戦目へ「頑張ります」。リーグ連覇へずっとけん引してきた3、4番。チームの窮地を救ってほしい。【村松万里子】