【オリックス】台湾出身の許宸緯投手と張乙安内野手の育成契約2選手が入団会見 目標はメジャー

応援タオルを手に笑顔を見せる許宸緯(左)と張乙安(撮影・上田博志)

オリックスは17日、育成契約で獲得した台湾出身の許宸緯投手(シュウ・チェンウェイ=18)と張乙安内野手(ジャン・イーアン=18)の入団会見を大阪・舞洲で行った。2人は会見前に秋季練習にも参加。背番号は許宸緯が131、張乙安が153と発表された。

台湾の18歳コンビが、夢への第1歩を踏みしめた。「日本の1軍の舞台に立って、安定した投手になり、アメリカのスカウトとかに見てもらえたら、うれしい」(許宸緯)。「日本でレギュラーをつかんで、さらにメジャーにいけるように頑張りたい」(張乙安)。最終目標のメジャー入りに口をそろえた。

2人は現実もしっかりと見据える。許宸緯は、最速153キロの直球にスプリットが自慢。西武平良を目標に、「1日も早く1軍に行けるように頑張りたい。もっと自分の価値を出してチームに貢献したい」と、練習中はは2歳上の台湾人の先輩、陳睦衡のブルペン投球を熱心に観察した。

台湾のU18代表主将を務め投打二刀流の張乙安は、同じ遊撃手で今季18本塁打、60打点と貫禄を見せた同僚になる紅林に憧れる。フリー打撃では20スイングで柵越えはなかったが、左右に打ち分けるシュアな打撃を披露。紅林からの「大きいね」との声かけにも感激し、「まずは野手に集中したい。チャンスがあれば投手の練習もできたら」と最速149キロの投手は封印し、支配下昇格を目指す。

オリックスはイチロー(マリナーズ会長付特別補佐)を筆頭に、近年ではレッドソックス吉田、ドジャース山本らを輩出。台湾コンビはオリックスの視察、ラブコールに入団を即決したという。「1年目で支配下になりたい」(許宸緯)「2年以内に支配下になりたい。早ければ早いほど支配下になりたい」(張乙安)。朝のアップから会見まで、2人の目はまぶしいほど輝いていた。【伊東大介】

◆許宸緯(シュウ・チェンウェイ) 2008年8月31日、台湾生まれ。秀峰高から開南大に進学。最速153キロで、スライダー、カーブ、スプリットを操るパワーピッチャー。支度金6000万円、年俸600万円(ともに推定)。背番号は131。183センチ、77キロ。右投げ右打ち。

◆張乙安(ジャン・イーアン) 2008年7月16日、台湾生まれ。穀保家商高から開南大へ進学。左右に打ち分けるシュアな打撃が売りだが、投打二刀流にも意欲を見せる。U18台湾代表で主将を務めた。支度金は7500万円、年俸600万円(ともに推定)。背番号は153。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。

▽オリックス岸田監督(台湾育成2人の練習を見て)「(許は)体の問題なさそうで、体も動けてましたね。すごく馴染めそうで、元気に適応できてました。(打撃練習もした張は)めちゃいい感じじゃないですか。体も大きいし。(さらに)大きくなってほしいですね」