【阪神】柔和な笑顔だった佐藤輝明「過言じゃない」伝えたかった虎党への感謝 11月に渡米へ

代表質問に応じる佐藤輝明(撮影・上山淳一)

阪神ファン、ありがとう! 今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指す阪神佐藤輝明内野手(27)が21日、甲子園で取材に応じ、ファンへ感謝を明かした。

「本当に良い時も悪い時も声援を送っていただいて、グラウンドに立つたびにそれが僕の力になりました。6年間ファンの方に育てていただいたと言っても過言じゃないので、本当に感謝しています」

どこかスッキリしたように柔和な笑顔。ポスティング容認後初の公の場で、しっかり肉声を発した。

今季は球団日本人初の三冠王を獲得し、リーグ連覇に貢献。阪神在籍6年間はすべてAクラス入りし、リーグ優勝3度、日本一1度と大きく貢献した。来季のチームは大きな戦力ダウンとなるが、球団は「総合的な判断」で19日にメジャー挑戦を許可。球団に向けては「入団した時からずっと大切に育てていただきましたし、感謝の気持ちがあります」と語り、取材後は嶌村球団本部長と堅い握手を交わした。

兵庫・西宮市で生まれ育ち、地元球団の主軸としてバットを振ってきた。通算成績は803試合で打率2割7分1厘、163本塁打、518打点。チームメートとのかけがえのない6年間を「本当にいい関係を築けた」と回想。最も印象的な思い出は「甲子園の大歓声は本当に世界一だと思う。それが印象的ですね。個人的には23年の優勝の時が、すごい歓声で、あれはちょっと忘れられないです。一番すごかったんじゃないですかね」と感慨深げに振り返った。

ポスティング申請期間は11月1日にスタート。正式な手続きを取って渡米する。MLBは現行の労使協定失効に伴い、経営者側によるロックアウトで12月1日から交渉が一律ストップする。11月中の早期決着を目指し、三冠王が海を渡る。【只松憲】