<プロ野球ドラフト会議>◇22日
広島からドラフト1位指名を受けた亜大・山里宝内野手(21)は爽やかな笑顔を崩さなかった。「絶対1位はないと思ってた」と言いつつも、会見では余裕を感じさせるユーモアを披露。亜大の1学年先輩で昨年、ドラフト2位で広島に入団した斉藤汰との共闘を喜びつつ「あまりピリッとした成績を残してないんで、ちょっとケツをたたきに行こうかなと思ってます」と笑わせた。
身長174センチながら大学通算10本塁打とパンチ力のある打撃、強肩を生かした内野守備が魅力。主将としてリーダーシップを発揮しており「1球たりとも抜くようなプレーは引退するまでするつもりはない。マツダスタジアムが満員になるように、何かきっかけを作れる選手になりたい」とプレー面以外でも応援される存在を目指す。
小園が今季限りで退団し、チームにとっても二遊間は最大の補強ポイントだった。指名から約3時間後、即日指名あいさつに訪れた新井監督は「守備はもちろん、パンチ力もあって負けん気が強そうなメンタルも良いところ」とプレー面を評価しつつ「生で初めて見ると男前ですね。まずはしっかり管理して野球に集中してもらいたい」と笑みを浮かべた。山里も「野球大好きなので野球一筋で頑張ります」と応えた。
亡き祖父にも吉報を届けた。7人兄姉と大所帯の家族への思いを問われると「5月におじいちゃんが亡くなってしまった。テレビの前で1人でヤジを飛ばすようなおじいちゃんだったので、天国からヤジを飛ばされないようにしっかりやりたいです」。決意と覚悟に満ちた表情だった。【小早川宗一郎】