【ドラフト】楽天1位青学大・渡部海、仙台のイメージ「すごく温かい街で、地域密着」

楽天からドラフト1位で指名され石井一久GMからのメッセージに笑顔を見せる青学大・鈴木泰成(撮影・宮地輝)

<プロ野球ドラフト会議>◇22日

プロでの就職先が決まった瞬間、青学大・渡部海捕手(4年=智弁和歌山)の緊張の糸がほどけた。

中日、楽天の2球団が競合。楽天石井GMが交渉権を引き当てると、表情に笑みがこぼれた。世代NO・1捕手は「自分を必要としてくださる楽天さんから指名をいただいてうれしい」と感謝。新天地となる仙台を訪れたことはないが、楽天には「若いチーム」という印象を持っているという。「すごく温かい街で、地域密着のイメージもある」と、期待に胸を膨らませた。

中学2年時に、プロへの夢を抱いた。進路選択に悩む中、「プロに行くために智弁和歌山を選んだ」と、目標を明確に定めた。青学大進学後もプロ入りする先輩たちの背中を追ってきた。「去年の先輩たちを見て、来年は自分たちの番だと思いました。打てる捕手。これからは打てる捕手じゃないとダメだな」。打撃を磨き、大学日本代表では4番を任されるまでに成長した。

高校、大学で計5度の日本一を経験した「優勝請負人」。青学大の安藤寧則監督(49)は、「勝てる捕手」と評価する。渡部も「投手の能力を最大限に引き出せるのが一番の持ち味だと思うので、アピールしていきたい」と力を込めた。

楽天が捕手を1位指名するのは球団史上初めて。13年以来のリーグ優勝と日本一を目指すチームの期待は大きい。プロでの目標は「ベストナインとゴールデングラブ賞を取れる選手になりたい」ときっぱり。海のように大きな男に育ってほしい。そんな願いを込めて名付けられた男が、杜の都で新たな一歩を踏み出す。【田島優大】

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