DeNAドラフト1位の大商大・星野世那投手(22=近江)が23日、大阪・東大阪市内の同大学キャンパスで、長谷川竜也編成部長、八馬幹典アマスカウティンググループリーダー、藤田和男アマスカウトから指名あいさつを受けた。
前日、ドラフト会議で8人目に名前を呼ばれ、指名を受けた直後はぼうぜんとした表情だった。「両親も僕もマジか」と家族は驚きを隠せず。一夜明け、「やっと実感が沸きました。きびしい世界で勝負する覚悟が決まった」と熱心に語った。
指名あいさつでは、翌24日に始まる日本シリーズ前日練習を行った相川亮二監督(50)と、電話を通じてサプライズで言葉をかわした。指揮官から、「タフさを評価している。これから星野くんと一緒に優勝できるように」と歓迎された。最速151キロのストレートとチェンジアップが売りで、4年時は先発・中継ぎとフル回転。そんな左腕はさすがに動揺したといい、「脇汗かいてしまいました。少しでもDeNAさんの優勝に貢献できるようにプレーで応えたい」と星野は意気込んだ。
長谷川部長は「木村(洋太球団社長)と今年の左腕でナンバーワン」と評価。「プロでもチームを勝たせられる投手になってほしいですし、引き続き夢中で野球に取り組んでほしい」。また、担当の藤田スカウトは技術のみならず「ああ見えてユニークな一面もあり、芯がある」と強心臓も高評価した。
テレビ取材では、星野は「ベイスターズのスターになれるように」と話すも、その後「ちょっと滑ったかな…」と照れ笑い。だが、「僕も歌えます!」。ナインの歌声でつなげる球団歌「熱き星たちよ」をペン囲みでワンフレーズを口ずさむサービス精神を披露し、周囲を笑顔にさせた。【中島麗】
◆星野世那(ほしの・せな)2004年(平16)6月14日、滋賀・大津市出身。仰木スポーツ少年団野球-草津シニアを経て、近江に進学。同学年の山田陽翔投手(現西武)とともに3度甲子園に出場し、22年春は準優勝に輝いた。大商大では4年春に4勝を挙げ最優秀選手(MVP)に選ばれた。179センチ、78キロ。最速151キロ。左投げ左打ち。