ソフトバンクのドラフト1位、青学大・鈴木泰成投手(22)が23日、都内の同大学で指名あいさつを受け、斉藤和巳2軍監督(48)を理想の投手像と目標にした。城島健司CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー=50)から交渉権獲得のくじ、王貞治球団会長(86)、小久保裕紀監督(55)の直筆サインボールを手渡され、ホークスの帽子をかぶせられた。
「自分が小さいころからよく見ていた斉藤和巳さんが2軍監督。何か吸収できるものがあれば」。中学、高校とYouTubeでいろいろな過去の投手の動画を見ている中で「フォームもかっこよくて」とくぎ付けとなった。「直球、カーブ、フォークの3球種を主に使われていて、自分もほぼ同じなので抑え方の参考に」と沢村賞2度の伝説右腕に自身を重ねた。
3軍監督時代に青学大と練習試合で初めて憧れの姿を見た。「負けない投手。投球はもちろん味方からの信頼など、勝つ上でのヒントが必ずあると思うので、伺ってみたい」と入団後、話せることを今から楽しみにする。城島CBOも「多分ね、忖度(そんたく)してたと思うが、斉藤和巳を理想の投手だと言っていた。もうプロとして活字になることを意識した発言をできるのは、さすが大学NO・1」と冗談を交えながらも「来年の戦力になってくれると評価している」と期待した。指名あいさつ中には小久保監督とも電話で話し「先発として期待しているぞ」と言葉をかけられた。鈴木は目標に「最多勝」を掲げ、斉藤和巳2軍監督のような負けない投手を目指す。【石橋隆雄】