【DeNA】三森大貴「のみ込まれず自分たちのやることを」40年ぶりのイニング2盗塁

DeNA対ソフトバンク 9回裏DeNA2死一塁、二盗を決める三森大貴(撮影・河田真司)

<日本シリーズ:DeNA1-3ソフトバンク>◇第1戦◇24日◇横浜

DeNAは初戦を落としたものの、三森大貴内野手(27)が日本シリーズ40年ぶりの足技で強烈に輝いた。

同点の9回2死、難敵左腕のソフトバンク・ヘルナンデスから安打で出塁。シャッフルしながら豪快に大きいリードを取りつつ静観していたが、4球目が捕手のミットに届く前に弾みをつけだし、駆け出した。ディレードスチール。頭から滑り込み、二塁へ約2秒5で到達。セーフになり、2死二塁の一打サヨナラ機を作りだした。

これで終わらない。7球目、すでに打者林は追い込まれていたものの、三森は三塁へのディレードスチールまで敢行。またもそろりそろりと動き出し、今度も2秒6で頭から。三塁手のベースカバーが遅れたこともあり見事にセーフ。DeNAファンのこぶしが何千何万と突き上がり、ハマスタの熱は最高潮に。日本シリーズでの1イニング2盗塁は86年の西武辻発彦以来40年ぶりの記録だ。

林が空振り三振に倒れ、サヨナラはならなかった。ただ内野安打やバッテリーミスでもサヨナラ、という状況を1人で生んだ。古巣との対決。「のみ込まれず自分たちのやることを」と意気込み、その姿勢をチームが最も必要とする場面で表現し、成功させてみせた。ゼロから何かを生む力は短期決戦ではこの上ない武器に。この大いなる布石が、第2戦以降も生きてくる。【金子真仁】

▼DeNA三森大貴内野手(27)が9回に二盗→三盗に成功。シリーズの1イニング2盗塁は、86年<1>戦辻(西武)が7回にマークして以来8人目のタイ記録。DeNAでは大洋時代の60年<3>戦鈴木武が1回に記録して以来2人目。今回のように同点の場面で二盗→三盗は0-0の1回に記録した前記鈴木武に次いでシリーズ2人目。

【日本シリーズ・スコア速報】はこちら>>