中日工藤公康新監督(63)が26日、ドラフト1位の最速157キロ右腕、近大・宮原廉投手(21)と電撃対面した。東大阪市の近大東大阪キャンパスでの球団の指名あいさつに参加。指名あいさつ同行はソフトバンク監督時代の7年間ではなかった行動で、電撃訪問には最下位からの逆襲の一翼を担ってほしい期待の大きさをうかがわせた。“工藤竜1期生の即戦力ドラ1”に「大きな夢をつかめるように頑張ってほしい」とエールを送った。
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中日工藤新監督がドラフト1位指名した近大・宮原のもとを電撃訪問し、未来のエース候補に、熱いエールを送った。「大きな夢を持ちなさい」--。
早く会いたい。工藤監督は多忙なスケジュールを縫って大阪・東大阪市内の近大を訪れた。荒木球団本部長補佐らも同行する5人体制で、最速157キロ右腕への期待の大きさをうかがわせた。ソフトバンク監督時代は指名あいさつに出向いたことはなかったが、「早くわかればイメージも膨らませることができる。会ってお話したい」と対面を望んで急きょ実現した。“時の人”のサプライズ訪問に宮原もびっくり。「めちゃくちゃ緊張しました。テレビで見ているままの方」と感激を隠せなかった。
工藤監督も「僕が緊張しましたよ」と笑顔を見せた。宮原が掲げる目標は、即戦力として「先発で2桁勝利」を挙げること。工藤監督は「もっとその先の大きな夢がある感じだったので、大きな夢をつかめるように頑張ってほしい」と期待を込めた。
工藤新監督の選手思いの人柄は記念撮影でも全開だった。中日の帽子を手にした指揮官は「いいの? せっかく(ヘア)セットしてきているのに?」と宮原の髪形を気遣い、そっと帽子を頭に乗せた。ところが、気遣いすぎて帽子は大きく浮いた状態に。「あれ? ズレてる? 浮いてる?!」と苦笑い。最後は宮原が自分でかぶり直したことに、「そうだよね、自分でかぶった方がいいよね」とにっこり。緊張でこわばっていた宮原の表情も、思わずほころんだ。
工藤監督は宮原を「直すところがない」と評価。「誠実そうで真面目。今まで一生懸命頑張ってきたんだろうなというオーラを感じる」と目を細めた。無限大の可能性を信じ、全力で後押しする。【佐瀬百合子】
◆宮原の指名あいさつに出向いた中日スタッフ 工藤公康監督、荒木雅博球団本部長補佐、堀中寛樹スカウト部長、永野吉成チーフスカウト、清水昭信担当スカウト
◆中日先発ローテ候補 今季はプロ2年目の金丸が自身初の規定投球回に到達。後半戦に巻き返した同学年の高橋宏とともに5勝を挙げた。ベテラン大野はチーム最多の10勝を挙げ、柳とマラーも7勝をマーク。投手最年長40歳の涌井も4勝、25年ドラフト1位中西、同2位桜井もそれぞれ2勝を挙げた。9月下旬に右ひじクリーニング手術を受けた柳の復帰時期やマラーの去就もローテ争いに影響しそうだ。