今季、国内FA権を取得した中日上林誠知外野手(31)が27日、ナゴヤ球場での秋季練習を終えた。28日からフリー組に移り、今後は例年通り、古巣ソフトバンク時代から通う福岡のトレーニング施設で自主トレに励む予定だ。
今季はオープン戦で右ひざ裏を負傷し、長期離脱。8月に1軍復帰すると、復帰戦で今季初本塁打を放った。しかし、9月3日の広島戦(バンテリンドーム)で左人さし指を骨折。痛みをこらえながらしばらく1軍に同行したが、再び戦線を離れることになった。
リハビリを経て、秋季練習では全体練習組に参加。この日のフリー打撃でも鋭い打球を飛ばしていた。現在の状態について、上林は笑顔を見せながら「指はまあ痛いですけど、野球はできる。バナナをむく方が痛いです」とユーモアを交えて明かした。
新監督に就任した工藤公康氏(63)は、古巣ソフトバンク時代の恩師でもある。上林は球団とすでに話し合いをしているといい、工藤新監督から「残ってくれたら」と言われたことを明かした。
自身の去就については「今すぐどうこうはないです」と話し、「一番必要としてくれているところでやりたい」と語った。
国内FA権を行使する場合、日本シリーズ終了翌日から土日祝日を除く7日以内に所属球団へ意思を伝える必要がある。FA宣言選手として公示された翌日から、契約交渉が可能となる。