<東京6大学野球:法大15-0東大>◇第7週第2日◇27日◇神宮
法大が15-0で東大に連勝で勝ち点3に伸ばし、7勝5敗1分で今季を終えた。ソフトバンク4位指名の藤森康淳外野手(4年=天理)は1安打にとどまり、リーグ戦通算99安打で終わった。東大は10連敗で58季連続最下位となった。
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今年で101年を迎える東京6大学野球において、リーグ戦通算100安打を達成したのは史上34人という狭き門だ。惜しくもあと1本届かず、次のステージに向かう選手が2年連続で出た。昨年は早大・尾瀬雄大外野手(23=現トヨタ自動車)、今年はソフトバンク4位指名を受けた法大・藤森康淳外野手(4年=天理)だ。
共に「99本」という結果に終わった。この日の東大2回戦で今秋のリーグ戦日程を終えた藤森の口から「去年の尾瀬選手(のこと)がよみがえった」という言葉が出た。昨秋あと1本を積み上げられなかった尾瀬と、今の自身を重ね合わせて何が見えたのか。あと1本届かなかった者同士だからこそ分かる感情が、交差していた
以前に現在トヨタ自動車でプレーする尾瀬を取材した際に、現在付けている背番号「99」のいきさつを教えてもらった。自ら希望して背番号99のユニホームに袖を通した理由について、尾瀬は「『お前の野球人生はあと1本なんだ』と野球の神様から言われているような気がして」と熱く語っていた。現状に満足せず、あと1本を追い求めて野球人生を切り開こうとする決意が見えた。
一方で、この日の藤森の言葉はこう続く。「次のステージにつなげようと思います」。届かなかった1本の重みを糧に、まずは藤森がどんな背番号を付けるかにもひそかに注目している。【平山連】