【DeNA】相川監督「投手も野手も、いろんな経験できて」29年ぶり悲願へ種まいた初年度

ソフトバンク対DeNA DeNAファンへのあいさつを終え、引き揚げる相川亮二監督(左)らDeNAの選手たち(撮影・江口和貴)

<日本シリーズ:ソフトバンク4-2DeNA>◇第4戦◇28日◇みずほペイペイドーム

相川DeNA初年度の戦いが幕を閉じた。パ・リーグ3連覇のソフトバンクに悪夢の4連敗。2年ぶりの“下克上日本一”を目指した日本シリーズは、4試合ともに競った試合だった。どちらに転んでもおかしくない展開。ただあと1本、あと1点が遠い。王者の壁は高かった。相川亮二監督(50)は「僕は選手の差ではないと思います。小久保さんと私の差が出てしまった」と敗戦の責任を背負った。

一気に流れが変わった。2点リードの4回2死二塁。栗原に対し、申告敬遠を選択。2死一、二塁から、かつてのチームメートの山本祐に右翼線への同点2点適時打を浴びた。「1点もやらないつもり」だった采配が裏目に。続く柳田に勝ち越しの適時打を許し、試合をひっくり返された。

就任1年目。シーズン序盤は苦戦を強いられたが、最大借金15から巻き返した。「戦力の最大化」を掲げ、若手を積極的に起用。チャンスをつかんだ選手たちの台頭も目立った。相川監督は「投手も野手も、いろんな経験ができて、1軍の舞台で何が足りないのかというのは感じたと思う。また冬で一回り、二回りいろんなものをつくって来シーズンに向かってくれる」と胸を張る。29年ぶりの悲願達成へ、種はまいた。来季こそはリーグ優勝という花を咲かせてみせる。【山本佳央】