【阪神】「意気に感じた」巨人から阪神へ移籍の矢野謙次新コーチが会見

就任会見を終え写真に収まる阪神矢野謙次1軍打撃チーフコーチ(撮影・加藤哉)

阪神矢野謙次新打撃チーフコーチ(46)が30日、兵庫・西宮市の球団事務所で就任会見に臨んだ。

日本ハムでは万波中正外野手(26)らの育成に携わり、今季は巨人の巡回打撃コーチを務めていた。巨人から阪神への指導者としての直接移籍は、八木沢荘六氏以来28年ぶり。矢野コーチは「悩みました。連覇しているタイガースさんなので。すぐにはお返事できませんでした」と、オファーを受けたときの心境を明かした。

それでも気持ちが受諾に傾いていったのは「連覇しているチームのタイガースが、ライバルチームであるジャイアンツの私に声をかけていただいたっていうその気持ちというか背景があって。その気持ちに応えたいという、意気に感じて、これからやらせていただきたいなと思ってお返事させていただきました」と説明。会見では「ものすごく感謝と喜びと、ワクワクしている気持ちです」と顔を輝かせた。

ライバルチームから見ていた阪神打線の印象は「1番の近本選手から大山選手まで、本当にすごいバッターがいるので。そこから(打順の)下の選手にうまいバッティングされたりとか、うまくつながれて、大量失点につながるっていうところをやられたのかなと思います。すごい打線だなと思っていました」と解説。その攻撃陣をアップデートしていく。来季に向けた阪神ファンへのメッセージを求められ「連覇して、3連覇に向けてのタイガースになりますけども、皆さんを喜ばせられるような、選手たちの成長につなげられるよう、しっかり仕事をしていきますので、これから応援よろしくお願いいたします」と応じた。

◆矢野謙次(やの・けんじ)1980年(昭55)9月21日生まれ、東京都三鷹市出身。国学院久我山、国学院大から02年ドラフト6巡目で巨人入り。13年に球団記録の代打で19安打。15年途中、日本ハムにトレード移籍。18年で現役引退。通算759試合、373安打、29本塁打、153打点、打率2割6分2厘。19年に日本ハムの職員としてレンジャーズにコーチ留学。20年から日本ハム1軍外野守備兼打撃コーチ補佐、2軍打撃コーチ、スカウトを歴任。24年に巨人復帰。1軍打撃、2軍打撃チーフ、巡回打撃と歴任。右投げ右打ち。