【巨人】フィーバーよみがえった!松井秀喜新監督の本格始動 背番号「90」お披露目は…

囲み取材を行う巨人松井秀喜監督(撮影・垰建太)

巨人にフィーバーがよみがえった。松井秀喜新監督(52)が30日、秋季キャンプ初日に本格始動。川崎市のジャイアンツ球場には、平日の午前中から約3000人が押し寄せた。長嶋茂雄さんが監督時代に背番号「3」を背負って熱狂を巻き起こしたのは00年だった。その師の第1次政権時代の背番号「90」を継承するが、この日はお披露目なし。「別に見たくないでしょ(笑い)」と謙遜するからこそ、逆に“解禁日”が気になる展開となった。

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午後0時53分、巨人の歴史を刻んできたジャイアンツ球場に、大きな声が響いた。「お帰りなさい!」。

午後1時、初日の練習開始時間前。選手、スタッフ、100人以上が集まるグラウンドへ、松井監督が足を踏み入れた。待望の瞬間。自然に、「お帰りなさい」が重なった。「ありがたいです。『帰ってくんな』って言われるよりはいいですよ」と感謝した。

巨人の帽子をかぶり、パーカーを羽織り、ズボンはオールドスタイルで。輪の中心に歩を進め、さっそくの6分13秒の訓示が始まった。「我々が今度、新たな、強いジャイアンツを作っていかなければいけない。みんなで、あの旗(バックスクリーンの球団旗を指し)を輝かせてください」。意志の強さを感じる選手たちの目が、うれしさを高めた。

「こうやって、ジャイアンツの人間として着るのは、20何年ぶりですからねえ」。日本で球団の一員としてユニホームを着たのは02年が最後。24年ぶり、さらに新人時代に汗水流したグラウンド。「戻ってきたんだな」と感慨ひとしおだったが、ファン目線ではもう1つ期待があった。この日はユニホームの上下の「下」だけ着用。背番号を拝む機会はなかった。

思い出す00年2月12日、長嶋監督が26年ぶりに永久欠番「3」を披露した場面だ。春季キャンプの途中での披露となった。松井監督自身は「あれは長嶋さんだから絵になるんですよ。私がやったら『勘違いするな』って言われて終わりです」と苦笑するが…。

23日の監督就任会見でお披露目した背番号は「90」だった。長嶋監督が第1次政権時に付けた番号で、存命なら90歳。さらに、選手時代の代表的番号は55だが、現役最後は35番をつけていた。「足すと90。新たなスタートを切るには一番ふさわしい」と選んだ。ファンもその思いを知り、グラウンドの上に映える「90」を心待ちにする。

この日、開門前から100人以上が並び、2932人が大挙した。200人以上の報道陣も含め、その一挙手一投足を追った。それは、かつての「フィーバー」を思い起こさせる光景。「何も考えてない(笑い)」と強調したお披露目はいつか。その瞬間、さらに熱は増す。【阿部健吾】

【巨人】松井監督「過去の栄光で輝いている旗じゃかわいそう」6分13秒の初訓示/全文

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